電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

今月の魔界転生

いやあ「DREAM.2」の船木、壮絶な敗北でしたね。また田村が憎たらしいほど田村なんだ。

そういや、このエントリー・タイトル、すっかり定例化してしまい、まるで熱狂的な船木ファン・パンクラスファンみたいですが、自分は、考えて見れば、ネットで、前田オタ・リンオタとして名前を売ったことが、格闘技と関わるきっかけだったわけで。まあ「最もリンオタに嫌われたリンオタ」などという、有難いんだか有難くないんだか、よくわからない言われ方をしていたわけですが。

だから何なんだと言われると、別に何でもないんですが、佐藤Dの煽り映像で、前田さんが「UWFの最大の功績は、格闘技で食えるようにしたこと(大意)」みたいなことを言っていて、それは本当にその通りだと思うんですが、見る側・ファンの側にすると、選手が食えてるか食えてないかなんて、どうでもいいことであり、見る側・ファンの側にとっての「UWFの最大の功績」は「格闘技を語れるようにしたこと」だと思うんです。

「選手が食えているか」ということを真摯に考え続けなくてはいけない立場から離れ、市井のファンに戻って、ゆったり格闘技を眺めてみると、格闘技が、いつの間にか、また語れなくなっている。船木・田村戦を見て、そんな事を考えました。あれほど語りたくなる試合は、久々だったから。但し、懐古趣味からではなく、今の船木と田村に関して。だから、あの煽り映像自体は、全然ぴんと来なかった。

オチもありませんし、何かの暗喩でもないです。そう思っただけ。

今月も普通に生きてます。