電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

アンチ・デンツー主義序説

昨日の深夜のK−1を見てたら、最初の頃、全然CMが入らない。後半は、まあ普通だったと思うが、序盤、あまりに入らないので、もしや枠買いなのかとヒヤヒヤしたりする。

と書いてみて、何故自分がヒヤヒヤ? いったい何でそんなことを心配するのかと、自分で自分が不思議になる。視聴率とか地上波の仕組みとか、そういうものに毒されがちなご時世。

例えば、今年の大河ドラマ篤姫」は間違いなく面白いと思うのだけど、やっぱり視聴率が気になって、朝から2ちゃんをチェックして、ううむ、昨日は30%いかなかった残念とか思ってしまう。別にいいじゃん、自分が面白いと思うならば。けれど、それを補強する何かが欲しくなって。

いったい、何が面白くて、何が面白くないのか、それが一番分かりにくい時代。

だからこそ、断言したいよね。あんなもんクソつまんねーとか。あれは心底面白いとか。スマックを止めたことによって、自分は、またそういう自由を手に入れた。いや別に続けていたって、言っていいんだけどさ、思わず自粛してしまうのが、奥ゆかしいところ(という事にしておいて)。

結局、そういう主観が、他者に向けて説得力を持つ為には、書き手の信頼性が必要なんだ。だからこそ、自分のような、プロのモノカキでもない人間が、いや職業倫理に囚われがちなプロよりも、その説得力を持つ可能性がある時代。そう考えれば、悪い時代じゃない(と思いたい)。