電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ネットを馬鹿にするマスコミに限ってレベルは低い

「女の子だけの特殊な事情」は、業界や選手、マスコミへの提言のつもりがあって、その割には、扇情的過ぎるのではないかという説もあるが、まあ、そこは自分の性格的な歪みの問題だ。

kamipro Special 2008 AUGUST」の「ジョシカク危機一髪」の内容が、どうも気にいらない。結果として、他誌に比較して、自分が、より協力してしまったという後悔の念もある。自分がしゃべった内容に関しては、原稿チェックもしてるし、あれで構わないんだが。

気に入らない部分に、ネチネチ絡んでいると、自分が連載で書くつもりの内容と合わなくなってしまうので、別カテゴリーを立て、先に片付けてしまおうと思う。正直言っちゃえば、どうでもいいことが多い(どうでもよくないことは、連載の内容とリンクする)。ほとんどは、特集巻頭の高崎計三氏の「ジョシカク変遷史」と、「HENTAI座談会」の些細な部分と、そこから感じる高崎・橋本宗洋両氏のマスコミとしての立ち位置なんだが。

まずは、1番くだらない件から。「ジョシカク変遷史」の後半。

もう一つ、ジョシカクならではとしか言いようのない現象もある。それはネットとのつながりだ。“ネット論客”というような人物が熱心に応援し、やがて運営側に入ったことで、周辺のネット住人が積極的に応援してきた、という事実がある。そしてこれも、いまは親玉が離れてしまったためか、多くが手の平を返すという事態を生んでいる。ここにもやはり、男子に比較して“入り込みやすい”というイメージの影響を感じる。いわばジョシカクは多くの人にとって、“都合のいい女”なのである。

どう読んでも、「“ネット論客”というような人物」「親玉」というのは、おれのことだろう。おれしかいないもん、「運営側に入って」「いまは離れた」「親玉」なんて。いや、もしかしたら、河瀬さんかな(超マニア受け)。まずは、数ページ後にインタビューされている人間を、何故こうやって匿名扱いにするのか、その意図が、さっぱりわからない。明確に特定できちゃう匿名は、侮蔑表現の一種なので、そういう意図があるとしか理解しようがない。

いらぬ誤解をさける為に書いておくが、ネットには、確かに自分から「論客」などと名乗る馬鹿がいっぱいいるが、「論客」という言葉は、自称する言葉ではないのは当たり前のことで、おれは、そんなモノを自称したことは、一度もないので念の為。

でだ。明らかにおかしいのは「周辺のネット住人が積極的に応援してきた、という事実がある」と、それに続く「多くが手の平を返すという事態を生んでいる」の部分。

これ、そんな事実はない。

初期からスマックを熱心に応援していた「ネット住人」は、極論してしまえば、おれ一人だ。いや、あえて言えば、もう一人、トロピカルさん(id:s_tropical)さんがいる。関係ないことだが、この人、おれよりキレる(が、おれよりオタクだ)。

それ以外に、スマックを積極的に応援してきたのって誰よ。さっぱり思いつかないのだ。自分と同様に運営側に入った龍頭くんは、運営側としては、おれの意思に最も共鳴し、おれを助けてくれたが、ネット住人(?)としては、格闘技系の非営利サイトでは圧倒的なアクセスを誇る「NHBニュース」の管理人であったので、シツコイくらいに宣伝しろと命令したのだが、つまんないところに頑固であり、あそこは各団体を公平に扱うから意味があるのだと断られ続けた。しょうがないので、もう一人の管理人であるグリフォンid:gryphon)を脅かして、大会毎に勝利者賞を出させたが(酷いなおれ)、この人は多分ジョシカク自体を好きじゃなく、従って、やはり、相当のアクセスを持つ自ブログでは、さっぱり応援してくれなかった。

2ちゃんだって、スマック関連は、おれが一人で書いてたようなもんだし(罵倒されまくり)、殊に2ちゃんは、やたら自演を疑う風潮があり、応援する書き込みがあったりすると、それイコール、メモ8の自演扱いされるので、出てこないでいいと自分で書いていたくらいだ。大体、立つスレの数見りゃ、いかに支持されてないかがわかる。アンチすらいない。つまり全然注目されてない。

ミクシィにはファンコミュはあるものの、あれは熊屋の親父が「今時ファンコミュもないなんて」と言うもんだから「んじゃオメーがやれ」とやらせたもんだし、大体ヨソの団体だってある。

ヨソの団体といえば、前世紀の末から、それぞれの団体を強烈に応援するネット住人(?)は、1番フーリガン的要素が強かった(クソガンツとかの)リングス以外にも、修斗にもパンクラスにもいたし、それから考えれば、スマックだけが特別であるという感じはまったくない。むしろ、おれの感覚で言えば、ネット住人に、スマックは、まったく支持されなかった。

ネットという場所は、仲間褒めを嫌う傾向があり、仲間関係がハッキリしてる(?)場合は、あまり褒めない。さらには、特定団体のみ支持すると、すぐにオタ呼ばわりされてしまうから、マトモな書き手と認められたいなら、なるべくバランスよく見ようとする傾向が強い。

要は、メモ8と品川という、ネットでそれなりに一時期名前が売れていた人間が、運営側に入ったという事実と、ジョシカク周辺には、胡散臭い人間が、いっぱいまとわりついていたという事実(であるのは確かだと思う)を、何の根拠もなく、強引に結びつけているだけであり、その思い込みの根底には、よくあるマスコミのネット蔑視という陳腐で凡庸な感情が漂うのである。

そもそもだな、古くからの格闘技系のネット住人(?)には、あーんな会社の経営者とか、こーんな会社のエリート社員とか、格闘技なんて下司なもんには鼻も引っかけない高級出版社の、もののふのやのさんとか、ジャズ大名さんとかいてだな(こいつらスマック来やしねえ)、クソ格闘技マスコミごときが蔑視してる場合じゃないし、蔑視されているのは、そっちなのだよ。

スマックは応援されてないのだから、勿論、手の平を返した人間なんていない。いったいこれなど、誰のことを言っているのだろう。まさか、ミクシィのファンコミュで、篠さんに暴言吐いてたハゲクロのことじゃねえだろうな。あれなら、あんまり醜いので、おれが書かせているみたいだから止めてくれと直接言って止めてもらったぞ。

いい加減、ネットを馬鹿にする時代遅れの認識を持っていると、恥かき続けるのは、高崎、お前の方だぞ。勝利者予想して、自己採点してるマヌケに意味不明な恥かしいブログなどより、はるかに高度なことが、ネットでは延々続けられてきたのだ。