電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

内柴はどこを極めたのか

割り込みで、オリンピックネタ。

タイトルの件だけど、ふと疑問に思って、録画して繰り返し見てみたがよくわからない(角度も悪い)。2ちゃんネタにしてみたが、どうも的確(と自分が納得出来る)回答がない。インタビュワーも誰も突っ込まない。

自分は、1)相手の左腕に対して、変形の腕ひしぎ肩固め風に、肘あるいは肩を極めていたように見えた。それに対して、出た異論。

 ※後注:この名前間違いです。追記4参照。

2)その前の転がるモーションで頭を打っていた。
3)その前の転がるモーションで首が極まっていた(これは反則らしい)。

が、いずれも、その後の内柴が押さえ込みに入った体勢に入ってからも、しばらくは相手選手が、内柴の左足の裾を右手で引っ張って抵抗しているので、素直に肯定し辛い。数秒後に、内柴に抱え込まれた逆の左手が伸びきり、その瞬間、裾を引っ張っていた右手を離し、内柴の左足を叩き、直後に床を叩いている。勿論、2も3も、あとから効いてきて、少し時差があってタップという可能性もあると思うが。この場合はイヤイヤタップ(?)に近い。

さてさて、クソ総合マスコミもクソ総合マニアもクソ総合選手も、いっぱい見ている、現在のここなら、意見が集まるかと。

内柴はどこを極めた!? ドゥ・ジャッジ!!


追記グリフォン大先生(id:gryphon)も同じネタやってました。

内柴正人に金メダルをもたらした、必殺サブミッション?
「寝技で勝つバイタル柔道」復権

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080811


追記2

ソフト屋だし、スマック時代は著作権を蹂躙される側(笑)だったので、著作権意識は厳しい方で、あんまりこういう事したくないんだけど、まっいっか。学術・研究的文章における引用の範囲と言えないこともないような気もするし。


首が極まってるならこの辺。左上の残り時間に注目。


カメラのアングルが変わる。この時点ではまだ縦四方になってない。首に巻いた左手は、この段階ではもう巻いてない。


縦四に入ろうとする内柴。ダルベレは内柴の左足裾を引っ張って抵抗。


縦四に入った瞬間。


内柴の身体がさらに左に移動(この動きが肘を極めているように見える)。


わかり難いが、内柴の足を叩いてタップした瞬間。


続いて、床を叩く。


ちなみに、内柴の右手が、ダルベレの左手の下で枕になっている(?)のは、その後2人が身体を離す瞬間に確認できます。あくまで、参考資料ということで。

さらにちなみに、「床を叩く」のはイコール、タップというのは当たり前の話。誰かさんみたいに、つまんない言い訳すると、恥ずかしいことになります。物理的に床を叩いただけという意味なら、むしろそういう注釈が必要でしょう。ああいう恥ずかしい言い訳する奴は、一生、ああやって誤魔化しまくりの人生送ります。誰のこととは言わないが、クソガンツとかその辺な。

追記3:opechumanさん(id:opechuman)より、素晴らしいコメント頂きました。ほぼ確定。ネットの威力。

opechuman 2008/08/11 10:28
お初です(多分)。ライト総合ファンの感覚からいくと、極めたのが肘か肩か、というところまで関心を持つ人は少ないだろうが、関節技で決まったのか首のアクシデントで決まったのかにまで関心を示さない日本のマスメディアは異常、という感想です。CNN、BBCはなぜタップしたかについて言及してますよ。やっぱり、日本のマスコミはクソ、ということでよろしいかと。

ちなみに、CNN、BBCの記事を総合すると、アームロックでタップはしたが、実際に痛みが深刻だったのは首、ということのようです。アームロックということは肘なんですかね。
http://sportsillustrated.cnn.com/2008/olympics/wires/08/10/2080.ap.oly.jud.half.lightweight/
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/olympics/judo/7552534.stm

memo8 2008/08/11 11:05
おお、素晴らしい情報、ありがとうございます。
英語だとなんでもアームロックなのでアレですが、まあいわゆるストレートアームバー的極まり方(通常のサイドから伸ばすヤツは、「腕ひしぎ腕固め」と言います)、「腕ひしぎ肩固め」で確定と言っていいでしょう。まあ首のダメージが深刻ということなら、イヤイヤタップ的要素が大きいということでしょうけど。

追記4:メモ8、技の名前、勘違いしてました。お恥ずかしい。うむ、こうやってあっという間に、バージョンアアップしていくところが、素晴らしい。

柔術家 2008/08/11 14:52
はじめまして。
柔道、柔術を嗜んでまいりましたが、これまで『腕挫肩固』と言う名称を聞いた事がありません。私の不勉強かも知れませんけども。『腕挫手固』や『腕挫腕固』ならば分かるのですが。。

memo8 2008/08/11 18:16
いらっしゃいませ。選手の方のご意見お待ちしておりました。あれっと思って調べたら、自分の記憶違いの可能性が高いですね。サイドから、相手の腕を上腕を支点にして極める、いわゆるストレートアームバーは「腕ひしぎ手固め」ですか? だったら自分が「腕ひしぎ肩固め」と書いた抱きかかえるように自分の肩とで極める方が「腕ひしぎ腕固め」かな? ちょっとスマックの過去のデータ調べてみます。

memo8 2008/08/11 19:49
うむー、自分が「腕ひしぎ肩固め」と思っていたものが「腕ひしぎ腕固め」で、「腕ひしぎ腕固め」と思っていたものが「腕ひしぎ手固め」のようですねー(が、絵付の資料とかをネットで見つけたわけじゃないので、確証はまだなし)。お恥ずかしい。自分が、思っていたカタチで極まった奴(近藤選手が極めた奴)は、「腕ひしぎ腕固め」で発表してました。

柔術家 2008/08/11 20:08
肩固めだと抑え技か締め技になりますもんね。
最初の襟締めからのDDTで肩(と言うか頚椎)を痛めて腕挫手固で腋を上げさせられ、余計に頚椎に負担が掛かってタップしたんじゃなかろか、と。

memo8 2008/08/11 21:02
手固めと見ますか? 腕固めではなく? 最初は右手1本で抱えてるから腕固めではないですか?
あと技の名前ですが、腕がらみxx固めと、腕ひしぎxx固めは、「からみ」と「ひしぎ」は極まる形状、「xx」の部分は、極める側が極めるのに使う場所と教わりました。つまり、自分が「腕ひしぎ腕固め」を「腕ひしぎ肩固め」と記憶違いしていたのは、この極まり方が、上半身(肩)に相手の腕を強く抱きかかえるようなカタチで極まるからということで、「肩固め」だと勘違いしたわけです。この件についてはどうですか?

柔術家 2008/08/11 21:37
腕挫腕固が正解ですね。失礼しました。マウントではなくガードから極める形をよく見受けますね。自分の首筋に相手の前腕を固定する形と三角筋の所に固定する形の両方があると思います。ちなみに柔道では腕挫系の技は名称が細かく分かれていますが、腕搦系の技は俗に言うV1やキムラであっても全て腕搦と言う表記になりますね。アメリカ(欧米?)ではアメリカーナとキムラがちゃんと分別されているとかいないとか聞いた事がありますが。

memo8 2008/08/11 21:48
ありがとうございます。これで技の名前も納得出来ました。本文に追記します。
腕がらみはそうみたいですね。スマックで、たまたま、いわゆる「腕ひしぎ足固め」が連発で出たことがあって。で、そう発表したところ、片方の極まり方は、「ひしぎ」ではなく「がらみ」の形状で極まったので「腕がらみ足固め」であろうと、芹沢レフェリーから指摘を受けたことがありまして。なるほどと納得したわけです。また何かありましたら、ご意見くださいませ。