電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

人生はパニックに満ちている

いやあ、最近は凄いなあ、ネットで数ギガの単位がやりとり出来ちゃうんだね。本業で緊急納品用に、セキュリティがしっかりしたサイトを300メガくらい借りているんだが(そういうところじゃないと、マトモな企業はOKしてくれない)、これに月に1万円近く払っているかと思うと、何か凄いわ、ネット系の発展は。まあ、一般の人が数ギガ単位のやり取りなぞ、何に必要なのかと言ったら、まあゴニョゴニョなんだが。

さて、話まったく変わって、自分は極度の高所恐怖症なのに、高いところは嫌いじゃない。中学生くらいの頃、少し治ってきたかという時期もあったのだが、大人になってからは、何故かどんどん酷くなるばかりで(多分、滅多に高いところに行かないという簡単な理由からだと思うが)、もうたまに高いところに行くと、誇張なしに、足がすくみ、そのままでいると、冷や汗が出て、目が回り始め、思わず飛び降りてしまいそうになる。いや高所恐怖症って、これが基本でさあ。自分から落ちてしまうのが怖いんだね。思わず吸い込まれそうで。

それでもというか、だからこそというか、高い所は好きで。高層ビルの展望台とか大好き。まさに恐いモノ見たさ。

何でこんなことを書き出したのかと云うと、「新幹線大爆破」を見たら、心がパニック映画になってしまい、立て続けに2本ほど観てしまったのだ。オカルトとかホラーはまるでダメなのに、こういう恐さは大丈夫(と云うか面白い)んだよなあ。

1本目は電車繋がりで「サブウェイ・パニック」。1974年アメリカの地下鉄ジャックの話。これ、やたらキャストが渋い。捕まえる側が、ウォルター・マッソー、犯人側が、ロバート・ショウマーティン・バルサムで、今の日本で言ったら、藤田まことが、岸部一徳ベンガルの犯人を捕まえるような話であって、可愛い姉ちゃんもカッコいい兄ちゃんも、まったく出てこない、純情刑事ニューヨーク編みたいなキャストの佳作。

そういうキャストにも関わらず、中途半端な人情モノにしたりせず、徹底してエンターテインメントに振り切っている。ラストシーンのウォルター・マソーの顔見るだけで、2時間見る価値あると思います。若い頃は、こういうおっさん俳優の魅力に気がつき難いもんだが、この歳になると、よくわかりますなあ。

で、もう1本が高所なパニック映画の代表作「タワーリング・インフェルノ」。やっぱり、これ大傑作だわ。中1の自分が、友達と2人で銀座(大スクリーンがウリだった松竹セントラル)に観に行って、その一週間後に、母親と姉貴つれて、もう1回観に行っただけのことはある。今回で多分5回目くらいの鑑賞だが、何回見ても傑作だと思う。というわけで、こっちはグチャグチャとウンチク垂れたいので、次回ということで。