電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

全財産つめた鞄が軽くて素敵でしょ

で、「タワーリング・インフェルノ」はどうなったかのかと言えば、実は「タイタニック」と「ポセイドン・アドベンチャー」を見直して、確認したいことがあるんだが、見る時間がない。前者はDVDがあるので、見ようと思えばすぐ見られるんだが、後者は、どっかに録画したものがある筈で、ちょっと探したが見つからない。いやナニ、年末の大掃除がまだ終わってないのが、すべての原因です。

仮面ライダーキバの最終回は、まあこんなもんかという出来。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の1本目みたいなノリ。名護くんが超ハッピーエンドであったのはうれしいが、いったいサガとサガークの立場は? まあ、破綻なく、とりあえずマトメてみましたという感じではある。

一方、もう少し続く「ゴーオンジャー」は、どうもやっぱり見ていると恥ずかしくなってしまうので、あんまり真剣に見てないんだが、次シリーズは「侍戦隊・シンケンジャー」だそうで。ゴーオンジャーの、エンジンが炎神になってしまうダジャレも凄かったが、その方向は遵守という感じですな。

そこまで行くなら、「派遣戦隊・親ガカリジャー」(語呂悪し)ってのはどうだろね。世界を「ビジネス」で埋め尽くそうとする、デンツーマン率いる悪の組織・ダイキギョー(子分は瀟洒マンとか金有マン)に、主人公のニート・レッド率いる、我等が派遣戦隊、エイギョー・ブルー、ケイリ・イエロー、ジンジ・ピンク、ライン・ブラックの「親ガカリジャー」が、ベンチャーするという。途中から、システム・シルバーと、ソーム・ゴールドが加わるんだな。極めの言葉は「時代はアウトソーシング!」。

ダイキギョーの「大人の事情」とか「コストカット」とか「正社員にしてあげようか」攻撃に、「親の退職金取り崩し」や「遺産の生前贈与」や「無断欠勤」や「ゆとり教育」攻撃で対抗し、必殺技は「家庭内暴力」と「自己破産」。どっちが悪だかわかんねーよ。それ以前に、絶対ネットのここそこで、似たようネタが既出だ。ちなみに、最終回は、ニート・レッドの親が、実はデンツーマンで、「大企業の論理」に「家族の絆」すら破れ、我等が派遣戦隊は、寂しく聖地・派遣村に去っていくというアンハッピーエンドを用意しています。いや、そこで「ホームレスとしての自立」を勝ち得て希望に満ちるというのでもいいな。

まあ、この手の悪ノリは、古くは「ひょうきん族」で、「まいど〜」攻撃を武器にした「サラリーマン」が不評で、あっという間に打ち切りになってしまったように、子供の世界ではまず受けないわけだが、今のご時世、作り方によっては、何か方法があるような気も少しだけする。ジンジ・ピンクの「部長に色仕掛けの挙句ストーカー化」や、ケイリ・イエローの「お茶に雑巾絞り」攻撃は、かなり怖い攻撃だ。