電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

おれの腰をもんで欲しいのさ

老眼の話は何回か書いているけど、自分が日に日に酷くなってきているので、同年輩の知人とかに様子を訊くと、これがびっくりするほど、個体差が激しい。50過ぎても、まったく出てない奴もいれば、自分と同じように30代半ばで出始めている人もいて。

ちょっと変な例(しかもこの話も昔書いたことのある話)なんだが、自分は若い頃かなりの体育会で、それが水泳の長距離専門であった為、異様に持久力が上がってしまい、その頃はオーバーワークでしょっちゅう疲れていたものの、体育会から足を洗い、軟弱文科系に転向して、それから何年もの間「疲れる」という感覚がわからなかった。学生演劇をかじっていた頃も、妙にアングラ系の肉体論にカブれてしまい、意味不明に1日10キロ近く走り込んでいた為、20代前半が、一番体力があって、その頃も疲れるという感覚とはまったく無縁な人間で、いやホントに、肉体的には一切疲れなかったのだ。

30代に近くなった頃(23でいわゆる普通の社会人になり、それからはまったく運動はしていない)、仕事で遅くなって、寝不足明けの日などに、異様なダルさを覚え、これ何か昔経験したことある感覚だなと思って、色々考えて、それが「疲れが残っている」ということだったという。

目に関して、それからさらに15年ほど経って、これに似たようなことが起こっているようで。自分はそれなりの近視で、ハタチ過ぎた頃から(意外と遅い)、眼鏡はかけっぱなしで、ただ「キミは見る力は強いね」などと検眼のたびに言われることがあり、いったい「見る力」とは如何なる指数をもとに算出される判断なのか、自分は合理主義者であるため、てんで信用してなかったのだが、いわゆるドライアイだとか、PCの画面を数時間見続けているだけで、目が疲れるとか、そういう経験はまったくなく、1日15時間、画面を見っぱなしであっても、何の問題もなかったのだね。

ところが、ここ数年、目が疲れる。かすむ。目薬が手離せなくなった。

で、老眼である。これは遠視だ。さっき買い物に出たついでにチェックしようと思って遠くを見たら、近視も酷くなっているような気がする(ここ15年ほど視力は変わってなかったのに)。片目は乱視も出てきた。つまり、そういうことで、目の色々な力(まあ、眼球周辺の筋肉と理解しよう)が、ガタガタになってきているということなんだろう。それまでが丈夫だったから、こんなに気になるんだな。と、また生兵法で自己診断すると、何か大怪我するような気もするが。

遠視と近視の境目が、確実に遠くなっていく。これが厳しい。本を読むのは、かなり前から裸眼だったのだが、PCの画面は、まだ眼鏡着用だ。ところが、これが微妙になりつつあって。近視しか入ってない眼鏡をかけると、遠視のせいで、それなりの距離を取らないと見えない(ので、昔のようにやたら密な表示をさせていると小さ過ぎて見えない)、裸眼だと、近視のせいで、かなり近づかないと見えない(つまり、遠視自体はまだそんなに酷くない)。1日の中で、一番時間を使うのがPCの前なわけで、これはかなりの大問題。あと1年もしたら、裸眼にして、抱え込むようにノートPCを使うようになると思う。

自分に取っては、切実な問題なので、ダラダラと長く書いてしまったが、面白くないよね、こんな話。と反省しながらアップ。いや、タイトルから決めて、内容考えたら、これしか浮かばなかったのだ。年寄りの愚痴そのもの。若い女を紹介してくれ。