電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

最近は怖がられてあまり質問されない

よく「長尾さんのブログは、字ぱっかりで、難しいことが書いてあって、さっぱりわかんないので読んでません」とか言われて、どぼじでどぼじでと、零れ落ちた涙がアメリカンクラッカーを始めてしまうんだが、根が色々な意味で難しい人間なので、しょうがないよなとも思う。

こう見えても、一応、技術者なので、昔はPC系の質問をされることが多かったのに、最近は滅多になくなってしまった。もしかすると、歳を取って益々頑固で嫌な奴になり、あっちこっちから嫌われているだけなのかもとも思うが、それならそれで、もういいやという感じであって、最近になって、ひょっとすると、万が一、白馬に乗ったお姫様は迎えに来てくれないのかもとも思うのだが、いやナニ大丈夫、もうすぐ迎えに来てくれる、西荻周辺は道が分かり難くてね、もう30年くらい、近所で迷っているんだと思うな。

物事をわかり易く説明するとか、丁寧に説明するとか、そういうことは昔から自信があって、本業では「教え屋」とか「教師になれ」とか「1を訊くと10しゃべるのでウザい」とか散々言われていたのであって、確かに日常生活では、クドいくらいに色々なことを丁寧に説明したがるタイプなんだが、それは訊かれた場合であって、訊かれない場合は、意外と冷たかったりする。ましてや、過去十数年に渡って、延々PCの操作を、初心者に訊かれ続けて、往々にして、延々サポートしたにも関わらず、何も悪くないことで誤解されて文句言われたりする経験を、散々してきているので、もうPC関連は、わざと不親切にするようにしている。あと、サイト更新したいなら、エディタでHTML開きなさい(グリフォン向け)。

但しだ、HTMLに関しては、何も不親切で言っているだけではないのだ。別にね、HTML全部をエディタで編集しろと言っているわけではない。そっちの方が全然早く簡単なケースが多いから、しかも何をやるにしても、そうやってわかってやった方が、絶対役に立つから、基本とか原理とかを教えてあげようとしているのに、「このリンクをここに貼るにはどうすればいいか」だけが気になって、そのものずばりの答えや、結論だけ訊きたがる人は、自分の本質的な成長を自分で拒否しているわけである。

「別にこのリンクをここに貼れさえすればいいんだ、技術屋でもないんだし、そんなこと成長しなくてもいいやい」という人は、一生、質問できる人を回りにキープするという労力が必要となるわけだ。そういう人生もあるにはある。ただ、そういう人生は、自分の人生としては好きではない、自分で勝手に学んでしまう方がよっぽど楽しいぜと考える人もいる、という想像力くらいは、せめて持って欲しい。もしくはカネおくれ。