電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

緑色は好きな色

触れないこととの方が不謹慎な気がするので。

自分の興味がプロレスから離れて、もう何年も経ち、会場に行くこともなくなり、キルゴアを立ち上げてからは、複数のプロレス団体の進行系の作業のお手伝いをしたことがあるものの、自分が総合の関係者であるゆえに、隣接ではあるけれど、だからこそ別の世界という意識が強かったプロレスの世界。自分から遠い世界、関係ない世界。

それなのに、この圧倒的な喪失感はなんだろう。何を書いたらいいのか、よくわからない。自分が人の死に、あまり動揺しない人間であることは、何回も書いている。だからニュースを読んで、自分の心が動揺していることに気が付いて、その自分の心の動きに、びっくりした。勿論、それ以上、死んだという事実に、ただ、びっくりした。

同い年だった。

2代目タイガーのマスクを脱いだ瞬間を、会場で見ている。が、その風景は会場の匂いと共にではなく、TVの映像のように、遠い華やかな世界の出来事として、自分の記憶の中では再生される。

安らかにお眠りください、三沢光晴。敬称をつけることの方が失礼な気がしてしまう。