電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

日本語入力は浪漫の範疇

詳しく書かないとか言いながら、やはり詳しく書きたくなってしまうモバイルネタ。興味ない人も多いと思うんだが。

例えばホリエモンがブログだかツイッターだかで、パイオPを使っていることを書いて、それについて「どこでもこれを使わなきゃ意味ない」的なことを言っていて、けれど同時に、モバイル端末としては「iPhone」で充分だと(ニュアンス違うかもだけど、自分はそう取った)。

つまり、同じモバイル端末(簡単に説明しておけば、パイオPは普通のWindowsパソコンだけど、充分小さい)なのに、これがありえるのかといえば、日本語入力とキーボードの問題なんだね。

昔から、デスクトップをメインマシンにして、モバイルを持ち歩くというのは、普通にあった方法だけど、自分は、どーもそれは効率が悪い、ファーストマシンをノートにすべき的なことを主張していた。勿論データの共有の話しもあるんだけど、自分にとってはそれ以上に重要なのが、キーボードと日本語入力の問題なのだ。だから、自分の選択は持ち歩ける限りで(重くとも2キロに収める)、一番ハイスペックなノートをメインマシンにするという方法をずっと取っていた。自分の場合、どうしてもメインマシンで開発の仕事があるんで、あまり低いスペックだと、そっちに影響が出ちゃうんである。

「ALT」キーひとつ、場所が違うだけで、感覚がずれる。これが気に入らない。だから、日本語入力をメインにする必要がある人間は、ここが重要で。自分はライターでも何でもないが、仕事でも遊びでも、日本語入力が多く(開発の仕事だって半分くらいは仕様決定の為のメールのやり取りだ)。だから、長年メインに使っていたのは、「ThinkPad」のXシリーズ(というかあの大きさね)だった。が、ここのところ、外で仕事することが格段に減り、そこまで起動性を重視する必要がなくなったのと、逆に映像をいじることが増えたので(マシンスペックが重要になる)、前回のマシンから、初めてTシリーズに転向した(T61P)。持ち歩けないこともないけど、日常的に持ち歩くにはちょっと重い(2.5kg)。出先のマシンを使うことも減ったので、日本語入力の方法自体も、長年の念願であった親指シフトに変えた(それまでは普通にローマ字入力)。

が、このマシン、ハイスペックなのはいいんだけど、デカ過ぎて、あんまり愛着が湧かないんだよなあ。これはもう私的な好みなんだが。そこから数年が経ち、このマシン、そろそろ仕事上、不都合が目立ってきて、さて次はどうするかという局面になった時の「Dual Diamond」の購入であり。

ここまで日本語入力の方法が違うと、それはもういいのだ。ホントにサブで。自分にとってあの携帯のポチポチより(「iPhone」系のタッチパネルより)、抱え込んで両親指でローマ字入力する方が数段速いというだけで、外出先に向う電車の中で返信できるメールが1通から2通に増えただけで充分であり。が、これによって、逆にメインマシンをXシリーズに戻そうかなと思った気持ちはなくなった。スペック重視で次回もTでいく。


親指シフト導入の影響で、さらに酷使され、キートップの印刷がハゲ落ちて、テカテカになって変形している現マシンの「変換」キー。