電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

3日かかる洗濯

もう何年も、洗濯モノを干すという習慣がない。独身時代は干していたような記憶があるが、結婚した時に乾燥機を買って、何故か一晩にして、すべての家財道具が自宅から消えた時も、新しい洗濯機と乾燥機はペアで同時に買った。しばらくして気がついたのだが、家財道具と一緒に嫁もいなくなっていた。

ところで、ウチの乾燥機はとても便利な機能をもっていて、何とびっくりクローゼットも兼ねることが出来て、つまり、洗濯して乾燥機に放り込んで、そのままにしておいて、そこから着たい服を引っ張りだして着るという、あの畳むというクソ面倒くさい行為も省略するのに成功した、おれとおれの乾燥機って凄いと思ったものの、数年前、当時の職場に半ば住んでいた時期があり、その時、持ち込んだ服が足りなくなくなると、中途半端に下着やら何やら買い足していたら、いざ自宅に戻ったら、着るモノが増えてしまい、着るモノがなくなったら、溜まった洗濯モノを洗うという、シンプルでエコな生活サイクルが成り立たなくなってしまって、以来、ウチに乾燥機は、クローゼットとしての意味を失った。

この乾燥機、長年壊れたままなのだが、壊れたまま使っている。まずはフタが締まらない。カチっと止める部分が折れてしまったのだ。あと、乾いてもいないのにすぐ止まる。乾燥機としては、かなり致命的な壊れ方をしている。

壊れたフタは、ガムテームとかで留めるとベタついてしまいダメ。しょうがないので、養生テープで留める。知らない人は全然知らないが、知っている人(興行など設営系関係者)は、よく知っている、あの緑色の奴ね。よかったよ興行屋やってて。普通の家には養生テープなんてないもん。ウチにはアスクルでマトメ買いした奴がゴロゴロ転がってるもん。興行屋のみ許される特権的な修理方法というか。が、乾いてもないのに、すぐ止まるというのは、ホントに困るんだよな。電気の乾燥機を使っている人ならわかると思うんだが、なかなか乾かない。大量に服を放り込むと5時間とか平気でかかる。で、乾燥機を回していること自体を忘れてしまい、また比較的音は静かなので、止まってしまったことすら気付かず、その内、乾燥機を回していたこと自体を忘れてしまう。へたすると、翌日も忘れてて、3日目に気付いたり。養生テープをベリベリ引き剥がして、フタあけてみると、まだ全然乾いてなかったり。そんなことやっていると、洗濯終わるのに3日も4日もかかるという話。

普通だよね? 普通さ、普通に決まってる。