電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

エコより強いCO2

ああ、来週は少年ジャンプの「ワンピース」が休載なので、今週は何を楽しみに生きたらいいのかわからないよ。

日曜のNHK特集で原発の解体についてやっていたんだが、うーむこれって昔から言われていたことで、広瀬隆の「危険な話」の頃から、あまり変わってないよなと思いながら見ていた。「危険な話」は勿論読んだし、その後のユダヤ陰謀モノ(で括ってはいかんのかもだが)とかも読んた記憶があるんだが、この前後から、手塚治虫を、アトムのエネルギーが原子力であることやら何やらから攻撃したり、明らかに暴走していた感があって、なんだかな状態になってしまい、挙句20年経った今になってみれば、広瀬隆だったか広瀬正だったかわかんなくなって、検索かけてから名前を書いたくらいで(正はタイムトラベル物の超傑作「マイナス・ゼロ」だ)、一体、あの頃の反原発の激しさは、何だったんだろうという気がしないでもない。

原発はCO2を出さない為、再評価されているという話を番組でやっていて、CO2を出さなくても放射能出したら、余計マズいと思うんだが、そういう当たり前のことは、NHKは決して言わない。自分は「危険な話」の頃から、反原発でもなく、親原発でもなく、どっちかよくわからない派なんだが(ほとんどの政治・行政課題がそうだ、おれには、よくわからない)、間違いないことは、原発はどう考えたってエコじゃない。つまり、CO2削減の方が、エコより強いんだな。ワンパンKOくらいな感じで。エコがCO2削減の上位概念になりえていないのである(←「上位概念」の正しい使い方)。

なんてことを書いていたら、ふと思ったんだが、浦沢直樹の「プルートゥ」、アトムのエネルギーが原子力だって模写あったっけ? いや読み返すの面倒で。あと、公開したばかりの映画、3Dでグリグリ動く奴は? 原題もアストロボーイじゃなくて、アトムなの? さすがに、アトムくんとウランちゃんで、原子力じゃないってのは通じないよな。