電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ツイッターのチカラ

大晦日の「Dynamite!!」の件、やっぱり素晴らしいことだと思う。2ヶ所で別々にやって、その競争効果ってのもなくはない。けれど、年に一度のお祭りは、やはり1ヶ所でよりデカく花火を打ち上げた方がいいに決まっている。

この件、直前ながらリーク情報が散々出回った為「やっと発表かよ」という思いを持つコアなファンも多いとは思うし、背後や今後に匂うキナ臭い情報を云々するコアなマニアが多くて喧しい。こんな時くらい、素直に目出度い目出度いでいいではないか。キナ臭い話をいじくり倒すのは、明日以降で。って、もう明日か。

いやいや、そもそも喧しくなりそうなところばかり、自分がチェックしているだけなのだ。それをツイッターで思い知った。ツイッターは「××クラスタ」という言い方が当たり前になっていて、「格闘技クラスタ」といわれるモノが既に漠然とあるわけだが、そこには、いわゆるライトなファンからコアなマニアまでが、ごっちゃになっていて。今回の発表に対する反応も、温度差があるというより、根本的に出てくる感想が違う。どこに着眼しているのかが、まったく違っていたり、コアなマニアがライトなファンに色々歴史を教えていたり、何とも微笑ましい光景が展開していた。いや微笑ましいなんて言ってはイケナイ。こちらが、日々勉強させてもらっているという感じ。

15年前に、初めてインターネットを目にして、おお、ポストモダンリゾームだと思った人間は多いと思う。自分もその1人だ。それでも、一旦カタチが出来てしまえば、インターネット全体は、実質的には、ツリー化していっていると思う。例えば、あるジャンルに対するクラスタの形成は、明らかにツリー状になされる。不思議とヒエラルキー的な匂いが発生してしまうのだ。

が、ツイッターは、それとは逆向きのベクトルというか、ポストモダンというか、リゾーム状なのだ。単にグチャグチャなだけだとか言ってはいけないよ。これが将来的にツリー状なクラスタ形成に向うのか、このままリゾーム状を維持するのかは微妙なところだが。おっと、また小難しく分析してしまった。閑話休題

恐らく、という書き方はするが、国内総合格闘技において、石井選手の総合格闘技転向宣言以来の明るい話題なのではないかと思う。勿論、修斗パンクラスの和解というのも、かなりのインパクトはあったものの、どうしても、なし崩し感と、何年も遅かった感があり過ぎて。キチンと過去の清算がなされていない(少なくとも理屈が通ってない)ことは、あっちこっちで指摘されているけれど、それ以上に1発目の打ち上げ花火の高さが低かった感があり。

そのあたり、完全に、石井のデビュー戦にターゲットを絞って、花火をあげてくる谷川さんの手腕はさすがとしか言いようがなく。ツイッターの発言も素晴らしいよ。

なんだ、みんなもっと誉めてくれると思ったのに。僕は誉められて伸びるタイプなんで応援宜しく! さぁ、明日からマッチメイクだ。
http://twitter.com/K1_Tany/status/6047140814

あの立場で、あの歳で、こんなことを堂々と書いてるなんて、大したもんで。その次の呟きで「クマ(同時に開始したクマキャラのアカウント)に完全に食われてるみたいだね」なんて書いているが、いやいやどうして。おれには、明らかに食っているのは谷川さんにみえる。というわけで、谷川さんのツイッターを、勝手にライバル視してたんだが(あくまでツイッターのことだけだよ)、ちょっと目標を下方修正して、K-1宣伝熊「くまタロー」をライバル視することにする。

打倒K1クマ!

って、現時点では充分数字的なモノは勝っているので、追い抜かれないようにっと。