電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

なうの構造

マイクロブログアメーバなう」、昨日から始まったようだが(携帯のみでスタート、PC版は16日以降だそうで。ああデスマーチが聞える)、さてどうなるか。ご自慢の芸能人・タレントを総動員してシェアを奪っていくのか。ある程度、いくような気もする。かと言って、ツイッターの特徴である、API公開みたいなことはやらないだろうし、限界も見えているような。ツイッターが向うべきでない方向として明確に見えているツリー状のコミュニティ(については、ここで少し書いた)を、最初から目指しているような気がするし。なので、参加して面白いものにならないとは思う。有名人とおしゃべりしたい人は別だ、つまり、最初からそういう方向を目指しているわけだ、恐らく。主はこっちで作るから、お前ら従になれ的な。

そういうやり方で、江口寿史和田ラヂヲの奇跡的に面白い漫才みたいな展開(←この2人のやり取りはヤバいくらいに面白いので、各自調査して即フォロー!)が、自然発生するかどうかだ。坂本教授と高橋幸宏が、普通に雑談したりするわけで。もう少しマイナーなところでは、猫猫先生の呟きを、枡野浩一がそのまま歌にしたり。つまり、ブレイクすることで発生してきた、こういう著名人同士の会話が、ツイッターのメディアとしての面白さとなっているわけだが、本来ツイッターはツール寄りなモノであり、こういうメディアとしての面白さを人為的に発生させられるものなのか、そこをやろうとするのが「アメーバなう」であるともいえる。が、主と従の関係が発生してしまう限りは、谷川さんみたいな、驚異的な「いなし力」と「とぼけ力」を持ってないと厳しいと思うし、そもそも、アイドルタレントにそんな力を期待するのは無理なのであって、マネージャーが書くのか、そんなことを考えていくと、やはり、アメーバなう、前途多難なような気がする。

最初に始めたブログは、アメーバだったし、アメーバ自体にはそんなに悪いイメージはない。最初のブログは、結局、オフィシャルになれなかった。別に、こちらから頼んだわけじゃないが、そういうことを動いてくれる人がいたらしい、そこからのまた聞きのまた聞きによると「暴言が多い」というのが問題のようだった。勿論、動いたということ自体ホントだったのか、自分は知らない。知らないが、スポーツジャンルの月間1位も取ったことあるし、別になっておかしくないレベルであったことも確か。が、そういう立場になると、書きたいことも書けなくなるのは、わかっていたので、積極的にオフィシャルになりたかったわけではない。勿論、それで当時やっていたスマックの宣伝になるなら、それはそれで我慢するつもりでいた。

しかしだ。暴言飛ばせないで、何がネットか。面白いことが書けないで、何がネットか。カネでも積まれない限り(そして勿論、カネなんてもらえなくとも、多大な宣伝効果が期待出来るなら別)、ネットで、わざわざ、つまらないことなど、書く気にはなれない。

ツイッター(そして多分「アメーバなう」)のようなマイクロブログと、普通のブログは、間違いなく住み分け可能であり、だからこそ普通のブログは普通のブログであることの意味を問われるわけで、必然的に、ブログは、これから淘汰の時期に入ることになり、それはそれでいいことだと思う。大概の人間は、ブログよりマイクロブログ向きの日常を送っている。ほとんどの人間は、ブログに書くことなど、何もない。おれだってない。ないけれど、書きたいという意欲が、ネタを思いつかせるわけだ。が、マイクロブログで呟くことなら、多くの人が持っている。まあ、おれはそれも持ってないんだけどさ。とは言え、アメーバのIDは、押さえてあるので、ひょっとしたら参戦するかも。とりあえず、PC版公開待ち。

アメーバなう」で呟くと、ツイッターに転送される仕組みを、いきなりオフィシャルで公開したりすると、面白いことになるような気もするんだが(勿論、ツイッター側でついたリプライまで拾うこと必須)。ミクシィボイスは、つまんない拘りをみせ、最初からそれで失敗している。ツイッター側がAPIを公開している以上、そんなに難しくはないんだし。ああ、けれど、きっと開発者はデスマーチ。いや、おれもなんだが。ああ仕事しなきゃしなきゃしなきゃ。と3回言って、さて仕事。