電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ネット会見は、これからの主流?

「DREAM.14」がケージで行われることが発表された。金網に関しては、自分は金網老舗の「ケージフォース」、そしてその女子版である「ヴァルキリー」に関わっているのであって、その理念と先駆者であることにスポットが当たらないことは、如何なもんかと思うものの、この件は、ツイッターでもそこそこ呟いたので、まあいいとして。

自分が、へーと思ったのは、この記者会見が、ネット中継とツイッターによる一般ファンとの質疑応答というカタチで行われたこと。今のところ、各ネットマスコミは普通に報道しているものの、今後の対応が見ものというか、要は製造業者が、卸しをすっ飛ばして、直販を始めたようなモノであり、「紙よりはネット」という言葉には、「紙マスコミよりネットマスコミ」という意味が、今までだったら省略されていたわけだが、それをさらに乗り越えて「紙マスコミよりネットのファン」というところまで、一気に到達してしまっていること。

いやいや、現時点では、むしろこういうことをすること自体がネタ、という意味も勿論あるんだろうとは思う。思うが、情報の流通は既にここまで変わりつつあるということだ。コストダウンという意味では、主催者側のみならず、マスコミ側にも有効であり、結果としては、今後はこのカタチが主流になる可能性すらある。

が、勿論これ、「DREAM」だからこそ、可能な方法で。いきなり、ケージフォースやヴァルキリーでやったら、へえそんなことやっていたのと、スルーされて終わりになってしまう(かどうかは別として、相当不安であることは確か)。つまり、今ウチでそれをやるなら、今まで通り場所を用意した上で、各メディアに向けて、今まで通りに記者を呼び込み、その上でネットで公開する必要があって。すると今度は今までよりコスト高であるという。次には、単にメールで文章リリースするだけの手間と、こうやってネット生中継することでのコスト比較となって、うーむそれはという話になったりする。

まあ、セコいレベルで悩んでいるよな、という、ご批判は甘んじて受けるものの、そういう話なんだよ。が、そういう話から、瓢箪から駒が出ることもよくあることで。