電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ブラインドタッチは自転車に乗るのと一緒でその気になれば誰でも出来る

親指シフトフリック入力だとまで言わなくとも、時たま、ブラインドタッチが出来ない、どうすればいいのかという話を見かけることがあって、あんなもんとにかくやりゃいいんだよ! という話なんだが、こういう話を丁寧に書くことがブログアクセスアップの秘訣かもしれん。なので、どちらかと言えば、教える側からの話を丁寧に。

自分は23で、小さいソフトハウスに就職し、それからずっと、日本語キーボード(いやときにそれは英語キーボードであったりもしたのだが、106とか101とか、とにかくPCや昔のワープロに繋がっているキーボード全般の意味で取ってね)を使うことで生業を立ててきたが、最初に入った会社でも、別にそれを誰かに習ったわけではない。プログミングの基礎だとか、挨拶の仕方だとか、遅刻をしてはイケナイとか、そういうことは習ったが、ブラインドタッチはすべて独学だった。まだコーディングペーパーに手書きしてそれをパンチ会社に出して、カードリーダーで読み込む時代だったのも大きいとは思うが(丁度移行期で、2年目くらいからコーディングペーパーに書くという環境で仕事したことない)、今その辺の会社で、ブラインドタッチを新人研修で教えてくれるのかと言ったら、やはり教えるところは少ないと思う。仕事で英語が必要だからと言って、会社で英語を教えるところはあまりないように。

そうは言っても、自分がどう独習してブラインドタッチを出来るようになったかは、どちらかといえば特殊な環境の部類に入るだろうから、ここで止めておいて、教える側に回った時の話。

何年目かの時、QC活動(なんて死語だよなあ、昔はそういうのがあったんだよ)で、ブラインドタッチの学習を取り上げた。同じグループになった奴は出来ない奴ばかり。ソフトハウスでキーポードを使うことをメインにしていても、そんなもんでさ。

で、その時に、出来ない奴を出来るようにさせる為にはどうしたらいいかということを考えたわけだ。答えは簡単で、とにかく、キーボードを打ってみとやって、ABCを打たせて(ローマ字入力前提)、それを見守ってあげて、どうしたって大抵の人間は、キーボードを思わず見てしまうので、そこにダメ出しする。そこで見ない! 我慢! 時間かかってもいいから! と。

基本これだけ。つまり、とにかくキーボードを見ない癖をつけさせる。ここで重要なのは最初は時間がかかってもいいということと、誰でも最初はそうなんだということと、出来るようなれば今までより圧倒的に楽に打てるからということを、繰り返し丁寧に教えてあげること。

そして、もうひとつ。ブラインドタッチなんて出来なくてもいいよと言う奴は、全員出来ない奴であり、出来るようになった奴で、出来るようになったことを後悔する奴は、誰もいないということ。こんなもん、さくっとやっちゃった方がいいに決まっているということ。これも丁寧に教えてあげる。

勿論、全員出来るようになりました。

と、当たり前の話でしかないんだが、何でこんなことを書き出したかというと、実はホームポジションがないとブラインドタッチは出来ないと一昨日書いたことに、そんなことないんじゃないかという意見をもらったんだよね。明日(かどうかはわからんが)その話。