電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

マスコミはネットのネガなんだ

口蹄疫の件、地上波では、そのまんま東がキレてるとこだけ抜き出されるという、よくある恣意的な編集で吊るし上げられてたらしいが、ざっくり検索してしまうと、あれは抜き出しているとか、会見全体の文字起こしとかが、すぐ見つかってしまう。

あるいは、オフィシャルで呟いてるんだがら間違いないだろうと思いつつ、記事を見るまで、ちょっと誰かのでっち上げじゃないかと疑ってしまったくらい酷い「日刊ゲンダイ」のこんな記事。オフィシャルがツイートしてるんだから、疑いようがないんだが。

日刊ゲンダイ ・ 社会/東国原浮かれ知事に天罰 口蹄疫大被害と疫病神知事 お笑い芸人失格人間を知事に選んだ宮崎県民に責任があるのに国の税金で救済は虫が良過ぎないか

https://twitter.com/nikkan_gendai/status/14204177431

最もこの記事、実際に見てみると、上記見出しは凄く酷いが、内容は大したことなく、いわゆる煽りリードであって、このリード以上に酷いことは何も書かれていない。

勿論、マスコミはもうホントダメだと言いたくなるものの、いつも書いていることなのであって、いやいやちょっと待てと考えてみる。例えば、佐々木俊尚さんはこんなコメントを上記ゲンダイのにリツイートしている。

いちおう新聞なのに完全ノイズになってる・・。

http://twitter.com/sasakitoshinao/status/14213820224

「いちおう新聞」という表現に、いちおう大新聞出身の佐々木さんらしい自負と憤りが感じられなくもないところだが、まあ、元々ゲイダイはゲンダイなのであって、ハナからこのレベルであったともいえるわけで、つまり、ネットのノイズに「これは酷い」と呆れていた時代は加速度を増し、その酷さはむしろマスコミそのものであること、ネットはマスコミのネガでしかなかったことが、ようやく理解されたという状況が、今なのではないか。ワイドショーなどが、もっと酷いのは、冒頭の恣意的編集の話でも明らかなわけで。フラットになってみて、初めて、元々酷かったマスコミの酷さがクッキリハッキリしたというか。いや、逆かもしれない。マスコミがネットのネガ。

自分なぞは、高校生の頃は、天声人語に代表される大新聞コラムは名文なので、あれで文章を勉強しろといわれて素直に勉強したら、大新聞のコラムなんて、クソ文章ばっかということが理解出来るようになってしまったわけだ。つまり、マスコミがこの程度だから、政治家もこの程度なのであって、当然、大衆もこの程度であるのが出発点なのである。全部、酷い。

勿論、おれだけは違うんだけどね。と、自信満々に書き残すくらいの気概を持たないと、本格的にヤバいと思う。まあね、ヤバいと面白いは同義であったりするし、そんな自信を持つどころか、おれの方がもっと酷いのも確かなんだが。