電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

がんばれ、グリフォンさん!

今日はグリフォンさんとこに、朝から延々コメント書いて時間使いまくりだったので、こっちもこのネタで。

本名非公開、リアルで何やっているのか非公開ながら、ネット上の存在としては、ブログやツイッターで自己同一性は保持していて、つまり、自分の語彙だと「基本匿名なんだが、匿名性が低く実名性が発生しているブロガー」であるところのグリフォンさん。執筆意欲は旺盛だ。鋭いことを書く。が、リアルの彼を知っているので、感じる危惧もある。

ネットが当たり前になって、新しく登場したモノは色々あるけれど、こういう存在が「論壇」とか「ジャーナリズム」ということに対して、どういう意味を持つようになるか。実に興味深い。

最も、自分の場合は、最初から本名公開なので、自分個人の問題にはなりえず、野次馬根性ではある。だからこそ、無責任に囃し立てられるというか。

『「機密費」問題で上杉隆・岩上安身がUstream対談&「機密費」本丸は”野中機関”の検証だ!&「たかじん」で三宅弁明??』

実際のところ、グリフォンさんの興味が何に向かっていて何が問題なのか、不勉強なので、よくわかんないところもある。コメント欄でのやり取りのみ、自分への備忘録的に、こちらにも転載しておく。

memo8 2010/07/15 06:56

例によっての、グリフォンさんの上杉隆への執拗な絡み方面白かったぜ。肝心のライブ動画の方、見てないのでスルーされたのか反応あったのかは知らないけど。



gryphon 2010/07/15 07:09

反応は無かったのですが、2000以上の視聴者が次々にツイートしているのだから即座に反応が無くても(意図的な)スルーとは決め付けられないでしょう。それこそ上杉氏が話題にしていたオープン記者会見と同じで、挙手しないと質問もできないのですから「執拗な絡み」でもないと思います。

また、ずっと後になって、表明した疑問や質問に結果的な返答、見解表明があったこともあるので、気長に待ったほうがいいでしょう



memo8 2010/07/15 07:26

いやいや、おれが「執拗」と感じたのは、グリフォンさんが【再記】とかアタマにつけて同じ質問を繰り返していたから。あれは少なくとも「普通」じゃないでしょ? グリフォンさん自身も五月蝿がられることを気にしていたわけで。あと、こうやって書いてるの、まったく悪いニュアンスはないからね。少なくとも、おれ個人は。確かに「他の人に五月蝿がられる」という側面はあるかもだけど、グリフォンさんがここまでやるのって滅多にない、という一点で好意的に見ている。



が、グリフォンさんが突っ込んでいる問題の中心に興味がさっぱりないので、つまり、グリフォンさん個人への興味だけでこの問題をみているわけで、上から目線で付記しておけば、最初に危惧を表明したように、ネタがネタだけに、グリフォンさん個人の立ち位置の問題に帰結しちゃうんじゃないの? という心配はある。だって、上杉隆個人に絡んでいるわけでしょ? 天下国家の一般論に突っ込んでいるんじゃなくて。その辺り、真剣に読んでないから、上杉個人の問題から発展していく重要な問題があるのかもだけどさ。



gryphon 2010/07/15 07:35

いま。下段で野中氏のことを書いている途中なんだけど

個人の問題というより

「関係者から聴いた」という伝聞の話と

「当事者として体験してます」という話が

なぜこの問題では一緒になっているんだろう?ということですね。



むしろ野中氏のほうが問題(本丸)かもしれないけど、当事者の話ってそもそもそれ自体がひとつの証拠になるんだから、なんでそっちのクリアな部分が迂回されて、難しいほうが話題になるのか・・・と、いうのが大テーマ。



gryphon 2010/07/15 07:43

これは最近、ふたたび話題に出ている(というか上にエントリーがある)「PRIDEの裏話」や「ターザン山本の金権」にも直結してます

むしろPRIDEのライト&シャドウのほうの興味から発展したというか(笑)ブッカーKの最近の回想コラムを大絶賛して「単行本が読みたい!」というのも、彼の文章のほとんどが「わたしは当事者として・・・・を見た」というそれこそ「一瞬の夏」形式だから(笑)

(沢木の「一瞬の夏」って、内容以上にむしろ「自分の体験のみでノンフィクションを書く」という形式を本職のノンフィクションライターが取ったことで話題を呼んだ)



memo8 2010/07/15 07:54

という方向に振るなら、それはそれでよろしいんじゃないかと。



ただ、おれが心配しているのは、あくまでも人間の感情の話なので。「何だよあのブロガー、うるせーな」とは既に思われてると思うよ。ツイッターでリプライとかもつけてたでしょ? 本名&リアル非公開ながら、自己同一性は保持した「ブロガー」という存在が、いわゆる狭義のジャーナリズムとして、何をどこまで出来るのかという観点で、非常に興味深くみています。



gryphon 2010/07/15 07:59

今回のエントリも含め、上杉・岩上のお二人を早い時期から賞賛するエントリーも、けっこうたくさんあるんだけどねー。といってみる。



memo8 2010/07/15 08:07

ようやく意味わかってビビってやんの(爆笑)。おれはそこそこキチンと読んでいる方だと思うが、そういうおれにも、少なくとも上杉隆に関しては、佐高信と扱い一緒にしか見えてないぞ(笑)。



gryphon 2010/07/15 08:19

佐高信と一緒扱いは大いに不本意だな。上杉氏についてはこの前自分で検索して「オセロのように批判と評価が交互に並んでいる」と自分で読んでおかしくなりましたが。



gryphon 2010/07/15 08:20

というか、佐高と一緒のレベルにしたいような言論人は今のところいないわー



memo8 2010/07/15 08:21

人間、悪く言われたことしか覚えてないもんだよ。他人の感情を斟酌するとか、空気を読むとか、そういう部分が一番苦手なグリフォンさんという存在を、自分はリアルで知っているからこその老婆心ということで。



gryphon 2010/07/15 08:23

すべてのツイっターのフォロー者は神様です。あれ?フォローしてるひともフォロワーだっけ?



gryphon 2010/07/15 08:30

岩上さんなんか初期格闘技ノンフィクションの書き手(「格闘技死闘読本 デンバーで一度死んだ友へ」は傑作。大道塾の人)だったから、やり取りできればいろいろ感想や質問したいことあるけど、もうムリかもなあ(笑)

本人ももう、格闘技ノンフィクションとかに興味はなさそうだし仕方ないか



memo8 2010/07/15 10:19

7月1日のブログのコメント欄で、あんなに延々やり取りしてたの知らんかった。メチャクチャ面白いじゃん。サイバー格闘技界で最頑固を誇るグリフォンさんらしくて。



しかし昔から書いてるけど「七誌」とか「通りすがり」とかを自分から名乗る奴で面白いこと書く奴見たことない。