電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

人気ブロガーになれないたったひとつの理由

ホットエントリーにこんな記事が出ていた。

「人気ブロガーになるための5つの方法」

「ネットで人気者になる方法」などという連載を延々やっている割には、反応はまったくなく、ブックマークなども、まったくされない自分としては、こういう記事がホットエントリーに載っていると、ううむと考えこんでしまう。この記事、実に普通のことが書いてあるというか、そうだよなということしか書いてないわけだが、嫌味がなく同意しやすい書き方をしていて、悪い感じではない。こういう嫌味のなさが大切なのかもしれない。が、これがホットエントリーに載るなら、自分の連載だってもう少し注目されてもいいような気がする。ブログ全体でみても、昔に比較すればいくらかブックマークはされるようになったものの、未だ低いレベルで推移していて、さっぱりだ。

ちなみに、上記の元記事はこれらしい。

人気ブロガーになるための30の方法

こっちは何か安手のビジネス本みたいだ。そのまま「ベンチャーを成功させる30の方法」とか「人生を快適に過ごす30の方法」とか、いや何にでもそのまま使えそうな話。

あのですね、当たり前の話なんだが、人気ブロガーになる為の確実な方法などどこにもない。単純なアクセス数であるならば、どっかの巨大サイトの管理人をやっている人と知人にでもなって目立つところにリンクしてもらうこと。これが一番だが、アクセスが増えたからと言って、必ずしも人気者であるとは限らない。

そうだな、間違いなく人気者になる方法なら、コメントをくれた方から無作為抽選で週1なり月1なりで、金銀パールプレゼントでもするのはどうだろう。あるいはキャッシュをどかんと。これはカネ目当てとは言え、間違いなく人気者になれると思う。

が、現実的には、そんなことは無理というより意味がないから誰もやらない。ではどうすればいいのか。というより、自分の場合「どうすれば」よりも、「何で」の方が気になってしまうんだよな。つまり、何で人気者になりたいのかを問いたくなる。

何回も書いていることだが、自分は客商売なぞやっていなければ、こんなに必死になって、毎日ブログなんて書かない。自分が楽しむ為だけなら、練りに練った文章をごくたまにアップする方が、よほど楽しい。

実は、自分はあまり他者に対する攻撃性が強い人間ではない。嘘つけ昔からネットで喧嘩ばかりしているじゃないかと言われてしまいそうだが、事実として、そんなにしょっちゅうやっているわけではない。嘘だと思うなら、このブログの過去ログ読んでくださいな。内省的で文学的韜晦まみれというか、攻撃対象が自分であるというか、情けない自分語りというか、そういう文章が占める割合が圧倒的に多いことが、すぐわかると思う。

にも関わらず、攻撃性が強い人間だと思われている。納得いかねえな。人気者になる為に、あえて自分の中にわずかしかない攻撃性を、強引に呼び覚まし鼓舞し、魂を梳って書いているというのに。

そういう文章を書けば、話題にされるし、アクセスも増える。それが現実なんである。勿論、攻撃性の強い文章は、反発もされるし、嫌われるし、敵も作りやすい。そんなことは当たり前の話で、それは覚悟の上でやっている。自分は根っから引き篭もりである為、嫌われることや敵が出来ることが、他の人に比べれば、苦にならないというのもある。

そこで結論。自分は、実は気が弱くて、攻撃性も弱くて、出来ることならば延々引き篭って静かに生きていたい人間なのだ。つまり、そもそも本気で人気者になりたいなんて思っていない。それが自分が人気者になれない最大の理由。クソつまんねえ結論で、自分でもビックリだ。