電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

自分達の遊び場を自分達で壊す子供(を馬鹿と言っても何も変わらない)

続きと言えば続き。こんなことを呟いた。

4年前、自分は1人のプロモーターとして、プロモーターは見栄を張ってる場合ではなく、素直に苦境を訴えるべきと言って、実際に苦境を訴えたら、総スカンを食った。結果として自分はひと財産失い、時代は自分が予想した通りになり、そして自分は未だにこんなことを書いている。何だかなあ。

炭鉱のカナリアは、鳴いてそれに気付く人がいるから意味あるんであって、鳴いても誰も気付かないなら、何の意味もない。益々すべてが馬鹿馬鹿しくなっていく。

こんな事を呟いた挙句、グリフォンさん(id:gryphon)とこでは、ボジショントーク呼ばわりされて。これほど、業界全体が低迷して、どうしようもない事態に陥っているのに、自分は単なるファンですからと、傷つかないポジションをキープして、一体何をやってんのかという話で。

自分達の遊び場を、自分達で壊していること気付かない。話にならんよ、まったく。

ちなみに、上記ツイートに関して、炭鉱のカナリアは、鳴いてガス漏れを伝えるんではなく、普段鳴き続けているから、鳴かなくなって危険を伝えるという指摘を受けた(ありがとうございます)。けれど、おれが何も書かなくなっても、誰にも何も伝わらない。

会場観戦を否定しちゃうと、早晩、日本の格闘技界はほぼ全滅する。自分などが何か言っても誰も信じないんだが。潰れるならそれもよしと思うなら、しょうがないし、無理して存続しても何も残らないかもだしねえ。

もう確信したわ。直に終わるわ。

10月3日は、ディファ有明では、北岡・弘中戦のあるパンクラス。加えて、下北タウンホールでは、浜島さんのGi2010がある。どちらでもいい、とにかく会場に足を運んで欲しい。

プロ柔術の老舗として、長年大会を開催を続けてきた浜島さんに、何年か前に「そろそろプロは止めようかと思ってる」と言われて、その時は「止めちゃダメだ、続けないと」と言った。だけど、数ヶ月前に「今年でしばらくお休みにしようかと思ってる」と言われた時、もう「ダメだ続けなきゃ」と言う気にはなれなかった。

柔術は、総合に比較すれば、アマチュアスポーツとして健全に発展し続けていて、浜島さんの「Ground Impact」を始め、わずかに存続しているプロがなくなろうと、ダメージは少ないとも思う。スペクテーター・スポーツとして成立することを選択しなかった(出来なかった)ということでもある。結果として、今後も総合に比較すれば、健全に発展する可能性も高い。勿論、例えトップになろうとも、経済的な見返りはないという前提はつくが、少なくとも、ムンジアルのような、権威ある世界選手権がキチンと存続して、それを保証するシステムも存在し続けているわけで、競技者は競技者として、夢を見続けることが出来る。

スペクテーター・スポーツとして、いびつな発達を遂げた総合格闘技という競技の未来。今は、そこまで考える気にならない。そもそも、その先の時代には、自分は関わっていないだろう。せめて、滅びゆく時代の徒花である今に、殉じたいと思う。殉じ切るまで、自分が持つかどうかが問題だが。