電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

女性恐怖症悪化

時たま、外でトイレに入ると、洗面台にある大きな鏡で自分をみて、白髪の増え方にびっくりする。考えてみると、ウチの洗面台、鏡は汚れたままだわ、鏡の上にある電気は蛍光灯なので滅多につけないわで、白髪が全然よく見えてないんだな。普段は洗面所全体の電球照明しかないので、試しにさっき鏡の上の蛍光灯をつけてみたら、やっぱり凄い白髪だった。つまり、あえて自分で無視しているというのが正しいのである。外見にほとんど気を使わなくなった枯れたオヤジの為、その程度のチェックで充分というのもある。そうして、たまに外のキレイで明るいトイレに入って、あまりの自分の老け方にびっくりすると。

50近くにもなれば、相当白髪が増えていても当たり前だとは思うんだが、自分の場合、40過ぎくらいまでは探さないと見つからない程度しかなかったのが、この数年で急激に増えたところが問題だ。若い頃はもう少し鏡を見ることも多かった気もするんだが、つまり、最近は、自分の今の顔を見慣れていない感じで。

自分は極端な童顔で、20代後半になっても、駅のキオスクで「未成年には、タバコ売れないわよ」などと怒られていた。若く見られるのがイヤで、というか仕事上も若く見られると舐められることが多いので、それもあって30代前半でヒゲを伸ばし始めた。それでも、ずっと若く見られることの方が多かった。

若く見られたいという欲望はない。男が若く見られて得することなんて、実社会において、ほとんどないからだ。多分、女の子にモテたいとか、そういう欲望をもっていると、若くみられる方がいいんだろうが、若くみられたって、どうせモテないので、いや正確に言うと、最近では自分の方から女性という存在を避けているので、女子格闘技に関わっている癖して何やってるんだという話なんだが、めっきり、高校生の頃のように、女の子と上手く話すことが出来なくなってしまった。

おれはいいんだ、それで。燃えるような恋なら散々した。結婚もかなり昔に一度だけだがした。時は経ち、何年も女性と無縁の生活を送り、やがて覇王色の覇気を使えるようになった(と何回書いても誰も相手にしてくれない)。