電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ツイッターや動画配信に求められる次のもうひとつ

一時期、あっちこっちでツイッターは凄いと喜んで呟いていた著名人で、もう沈黙し始めている人が多い。まあ最初から見えていたというか、大体は、書き手としてはネット素人だった人達であり、著名人がネットに何かを書くということ、勿論それは一般人でもある部分は一緒なんだが、どういう結果をもたらすか、それがわかってない人達が多かった。

例えば、クルマを運転するなら、当然運転のマナーがあって、例えば自分は免許を持っていないから、他人のクルマの助手席に乗った経験からある程度のことは理解出来ても、実際のところ、細かいところはわかってないことが多い。それと同じことで、昔、ネチズンとかネチケットとか(全部死語)、あまり気持ちの良くない言葉があったわけだが、当然のことながらネットにもマナーは必要であって、それは匿名掲示板においてすらやっぱりあって、それでも、こういうことって常識があるようでないようなモノであり、つまり自分が常識と思っていることが、他人には常識でなかったりする。その度合いはクルマのマナーの比ではないし、実際に経験してみないと分からないことが多いわけだ。そこを理解出来ない人が多い。

流行モノは勢いがある最初が一番面白いんだが、実は、流行が落ち着いてからこそ、本来のコンテンツ勝負となる為、真価が問われ始める。ああこれはヤバいと思って気を使い始めて、クソつまらないことしか呟けなくなった芸能人のツイッターなんて、結局ファンしか見ないんである。だから、暴言吐いて話題になるのは、ある意味正解であることも確か。問題はどこまで意識的にそれを出来るか、コントロール出来るかであって。

マナーやら何やらの問題とは多少ずれるが、流行ものという意味では、USTなんかもそうだ。そろそろ落ち着き始めた感がある。これからはUSTだと猫も杓子も動画配信してみたものの、マネタイズが難しいという最初から当然な問題にみんなぶち当たり始め、つまり純粋にサービスや趣味としてやる分にはいいものの、仕事としてやったら採算合わないよという話になるのは、もう必然であり。

例えば、ちょっと前にK-1甲子園の試合自体の配信をUSTでやっていたが、あの視聴者数(K-1甲子園という、それなりに数が期待出来るコンテンツであっても千人とかそういうレベルであった)を見る限り、マネタイズなんて絶対無理であり、つまりUSTはUSTをもう一段階上のレベルに引き上げる何らかのアイディアなり技術なりがないと、このまま趣味のジャンルで終わってしまうような気がする。あっ勿論ニコ生も同じことね。

勿論、だからこそ、技術的にもネタ的にも、ここからが面白いといえなくもない。この先のもうひとつが重要なんだよね。