電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

年明けくらいは格闘技

だからよお、年なんて明けたって、めでたい事なんてあるもんか、やってらんねえよ馬鹿野郎。などと、反抗期に入った中学生みたいな事を書くのも虚しいよな。

益々格闘技に関することを、ここで書くことも減っていくだろうという感じなんだが、やはり年の暮れといえば、メジャーは総合格闘技のお祭り時期であり、かと言って、自分のようなインディーな人間には、辻結花選手が出た2003年の猪木祭り以外は、毎年何の関係もなく、客として会場に行くことはあっても仕事はなかった。

ところが、今年はSRCさんが女子の試合を組んだ事で、自分もごくわずかながらも仕事が発生し、会場に入らせて頂き、とは言っても試合の最中は、女子も含めて後ろの方でボンヤリ観戦していただけなのだが、翌日のトウチュウの一面に、ヴァルキリー・無差別級チャンピオンとして、中井りん選手が「乳ヒロイン」(苦笑)として取り上げられる快挙というオマケもつき、まったくありがたいことでございます。

そうして、大晦日のダイナマイト。これはもうMVPは青木選手でしょう。あの魔裟斗須藤元気の興奮がすべてというか。地上波見ずにPPVを見た人は損したと思うよ。

自分は総合格闘技というジャンルに惚れ込み、高じて、関係者になってしまった人間なので、当然、キック対総合という図式が出来れば、総合側を応援する。ましてや、青木選手はわずかながら面識もあるから(スマックガールでエキシをやってもらったこともある)、勿論、青木選手応援のつもりでいた。

そしたら、あの1Rだもの(苦笑)。これで総合ルールで一発もらって負けたりしたら、もう最高のギャグだよなと、思わずそれを期待してしまったのはしょうがないよね。須藤元気に「視聴者みんなそう思ってる」と言われて。んで、ドンピシャの膝もらって、魔裟斗の大興奮である。挙句「バチが当った」とまで言われてしまい。

格闘技云々、競技云々というより、テレビ番組として爆笑だった。凄いカタルシス。年明けてから、録画した奴、そのシーンだけ5回くらい見直してしまったよ。面白過ぎる。こんなモノに大喜びしてしまう自分の心根、総合格闘技関係者として恥ずべきことであって、自分を関係者の風下に置いて深く反省させて頂きますが、面白かった事だけは事実。

去年の腕ポキに続き、今年はこれ。2年続けて話題の中心は、青木くんだ。正直なところ、いいんだか悪いんだか、よくわからない。よくわからないけど、2年続けてというのは、結構凄いんじゃね? などと無責任に書き飛ばしてしまう2011年の年明け、旧年中は誰にもお世話してもらえなかった自分ではあるが、今年もどうせ誰も世話してくれないさ。けっ。