スイーツにＧＯ！

ＮＨＫ大河ドラマ「江　姫たちの戦国」の初回。豪快なスイーツ宣言だった。

金ヶ崎の戦いで、小豆袋を信長に届けず、床に叩きつけたシーンこそ、田渕久美子の力強い「歴史は私が書く」宣言だろう。これはもう、関ヶ原に秀忠が遅刻したのは江の戦略的判断にならなきゃ嘘だし、武家諸法度も江が起草するし、参勤交代まで江が作ってしまうかもしれない。当然、天海も金地院崇伝も江の傀儡だ。どこまで画期的な歴史を創造するか楽しみ。あくまで創造であって、捏造などと言ってはイケナイよ。

役者陣は初回ゲストが多かった。時任三郎の浅井長政はよかったし、寺田農、中山仁あたりは、さすがに安心して観ていられた。

これからも出続ける役者陣では、女優陣は市の鈴木保奈美、ねねの大竹しのぶ、何より茶々の宮沢りえ、この時点では、みんなトウが立ち過ぎなのはしょうがないという気がするものの、さすがに、宮沢りえと水川あさみがひとつ違いという設定は苦しいな。秀吉の岸谷五朗と、家康の北大路欣也の関係も、同じく厳しいものがあるし。

ツイッターでも呟いたが、子役で泣かすのは反則だ。子供店長かよ。こんな大河は観とうなかったという感じ。が、それだけ、なりふり構っていられないということだろう。

一番、面白かったのは、足利義昭の和泉元彌。過去大河の主役が、ここまでオチャラケかつ端役で出演するのは初めてのことではないか。相変わらず、そこそこ上手いだけに、哀れな感じがする。必死に営業してこの役取りました的な。

今後の展開、本気で楽しみである。と、現時点では書いておく。