電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

あえて盲打ちとタイトルをつけてみる

ブログを毎日更新していた時は、いわゆる普通の日常報告の日記を書く気がまるでないので、何か思いつくとすぐメモして置くという習慣を、習慣としておかないといけなかった。が、その習慣もあっという間に失われ、つまり日本語を打つ時間が格段に減り、お陰で、ブラインドタッチが遅くなってしまった気がして、最近また少し練習を開始した。

練習を続けないと、速度を維持できないというのも如何なものかと思って、考えてみたんだが、色々計測してみるに、要は遅くなるのは、使用頻度が低い文字、例えば、拗音(ゃゅょ)であったり、半濁点(ぱ行)であったりするので、そこだけ集中して練習すればいいことに思い当たった。

ある程度癖さえついてしまえば、拗音だと、ローマ字入力より親指シフトの方が早いのは確実だと思うんだが、ローマ字入力だった時、どうしていたかなあと思い出してみるに、やはりローマ字入力は、アルファベットしか指が覚えてないけれど、その「しか」というのが重要で、咄嗟に指が打てない時(無意識的に動かない時)でも、頭の中で「きょ」だったら、「KYO」と変換しながら打つ、その意識的な行為の速度が早いということで、そもそもキーボード見れば、ABCは書いてあるわけだし、それ以前に自分の場合、アルファベットは、本業もある故に、徹底的に指が覚えている。

これが親指シフトだと、自分はメインのノートPCをソフト的にエミュレートして親指シフトを使っているわけで、キーボードをみても文字は書いてない。なので、指の記憶を辿って、まさに盲打ちせざるを得ず、当然ミスタイプが増えることになる。

ところで、この場合の「盲打ち」、勿論、差別的な意味合いはまったくないんだが、ブラインドタッチとは違う意味で使っているわけで、こういう場合、言い換えるんだったら、どういう言葉がいいんだろう。何方か、ご教示頂ければ幸いである。

[広辞苑第五版]
めくら‐うち【盲打ち・盲撃ち】
目あてなくむやみにうつこと。「―にうつ」


この機に、半濁音を、通常の「はひふへほ」を、小指シフトで「ぱぴぷぺぽ」にするオアシス以来の伝統の出し方ではなく、純正のNICOLA配列にすることにした。なので、毎日日課でエディタに「ぱぴぷぺぽ」を繰り返し打っている。

ちなみに、NICOLA配列を含め、理想の日本語配列という話は充分面白い話で、実際興味もあり、いわゆる親指シフトの「はときいん」配列以外の、オリジナル配列を模索してみようかとも思ったんだが、50近くになって、そこまでやる元気もないので、微妙な変更に留めた感じ。

どういうソフトを使ってエミュレートしているかとかは、「3年目の親指シフト」に詳細を書いている。但し、その後の試行錯誤の結果としては、最近は「やまぶき」より、そのライト版(?)である「やまぶきR」の方が使用頻度が高くなっている。普通の使い方ならこちらで困らない感じ。ある程度長い期間使わないと、こういうのってわからないので、まだ結論は出してないけど。いずれにせよ、このソフトは未だメンテ継続中であり、ありがたいことでございます。

親指シフトなどという高度な話でなくとも、日本語を打つ機会が多いにも関わらず、未だブラインドタッチが出来ない人には、是非これを読んで頂きたいと思う。「ブラインドタッチは自転車に乗るのと一緒でその気になれば誰でも出来る」、これはかなり自信作だ。