電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

競技的タイピングの勧め

仕事するにせよ、遊ぶにしろ、部屋に閉じ篭ることが多く、極端に運動不足な人生を送っているのだが、元々自分の何かを鍛えることは嫌いではない。体力的な衰えも激しく、極端に出不精であることもあり、今更身体を鍛える気にはならないのだが、その代わりに、アタマの中身なり何なりを鍛えたくなる。

例えば、人生史上のプラオリティとして、3位か4位より上に来た事のない(だから結局やらない)、語学の習得なんてものもある。実利的だし、1日1時間、英語の学習を習慣付ければ、これからでも充分間に合うとも思う。けれど、どうもこの歳になってみると、激しく記憶力の衰えを痛感しているので、イマイチ乗り気になれず、むしろプラオリティが下がり気味だったりする。

将棋とか碁、もしくは麻雀みたいな頭を使うゲームを本格的にやりたいなあとも思う。今ならネットで充分できる。何と言っても、ゲームであるがゆえに、コンペティティブだ。競技的に遊べる。が、これも本格的にやるには、どうしても記憶力の衰えが問題になってくるような気がするし、麻雀は若い頃にやり込んだこともあるけど、何年もハマった挙句の結論が、自分には向いてないだったりするので今更感があり。

そこで今年になって、ずっと楽しんでいるのが、タイピングゲームだ(というより、タイピング練習ソフト)。これは、むしろ頭を鍛えるをというより、肉体を鍛えるという感覚に近い。鍛えているのは、指先と神経の伝達速度という感じなんだが。

親指シフトについては散々書いているけれど、文字入力が快適になるのはいいとして、さらなる欲を抱かせるというか、まだまだ早くなれそうなバッファを感じるのが、親指シフト(や、その他オリジナル配列)の魅力。多分、現時点では、時間当たりの打鍵数は、ローマ字入力をしていた頃より、かなり少ないのだ。だから、あの頃の打鍵数まで、親指シフトで到達出来れば、それは文字数になればとんでもないことになるのではないか。そう感じる。

ところが、親指シフトはやはり特殊な方法であって、コンペティティブに遊びながら学ぶ方法が少ない。例えば、タイプウェルという著名タイピング練習ソフト(と、ランキングサイト)があるんだが、これは親指シフトではランキングに参加できない。かろうじて、タイプウェルFTという汎用ソフトで、数字を出して、その結果で自分がどのレベルにいるのかの判定が出来るくらいで。

タイピングは、機種依存というか、自分の使い易いソフトやキーボードを工夫していくことが重要なので、競技性を上げることに限界がある。何というかな、ノリとしては、カーレースに近い。競技化するには、レギュレーションが重要になるというか。例えば、タイピング大会なんてモノがあって(実際に各種の資格的認定は多く存在する)、運営側に、PCとキーボードを用意されても、そんなモノやりたいと思わない。自分の今のマシンで早くなりたいんだな。慣れが一番重要というのもあるし。メカドックとドライバーを全部自分でやりたいのだ。せっかくメカドックとして自分のマシンを親指シフトに改造したのだから。

ブラウザアプリを使うことで、機種や入力方法の壁を解消し、どんな環境でもチャレンジ出来るようなランキングサイトやゲームはないものかと思って、ないなら自分で作るしかないかと思って探していたんだが、最近になって、ようやく見つけた。この「Para Type」というサイト、ランキングが登録制でなく、多分同一人物が、大量に結果を残してしまう為、こちらのランキングが中々上がらず、成長の目安としては厳しいところもあるし、打ち込み用の例題文章の種類が多少貧弱なことと、校正が不十分であること(原典の問題なのかも)、入力を受けるFlashが、イマイチ反応が悪い場合があること等、問題点もあっという間にいくつか挙げられる。

それでもFlashに対応さえしていれば、入力方法を選ばず、誰でも参加出来るという前提(つまりMACであろうが、Windowsであろうが、ローマ字入力であろうが、かな入力であろうが、何でも参加出来るということ)が、おれ的にコンペティティブで実に楽しい。勿論、競技的とかコンペティティブという言葉を、パロディッシュに、やや苦笑混じりに使っていることは、ご理解頂きたいところなんだが。

というわけで、ツイッター上で、コツコツ日々結果を報告しているんだが、中々ランキングが上がらない。これは、もう生涯スポーツとして、競技的に、おれは取り組むつもりなんである。

現在、これが自己ベスト。タイプの早さに自信がある人はメモ8と勝負だ。