電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

原発は、撤退か死か

原発「減らす・やめる」41% 朝日新聞世論調査

まあ、この設問じゃこの程度でも仕方ないかなとも思うが、現状維持がこんなにいるのかよというのがまずは思う事。

『「増やす方がよい」5%』という層は、きっぱり断言しておくが、頭がよほど悪いか情報弱者か広義の関係者であるので(為参考「原発推進論者はオウム信者と一緒」)、ばっさり切り捨てるとして、問題は「現状程度にとどめる」人が51%もいる事。

原発は危ない危ない、きゃあ恐い、だから止めようという、旧態以前の煽り方だと、絶対止まらないと、自分は繰り返し書いているけれど、それでもそういう単純な主張をする人達を罵ったりはしない(ばーかと言いたくなるのを、必死に堪えている)。簡単な話で、そういう人がもっと増えれば、51%は、もう少し減る可能性もあるからだ。

仮に、日本が原発推進を維持したとしても、当分は新規は無理だろう。でね、それを前提とするなら、現状維持こそが一番危ないということを、ここで改めて書いておきたい。

極論を言ってしまえば、古い原発を千キロワット分止められるなら、その分、新規で千キロワット分作った方が安全性は上がるという事。技術は上がっている。だから、新しいモノの方が古いモノより安全性は高くなる(プルサーマルみたない話はまたちょっと別)。勿論、今回の事故を踏まえて、様々な安全基準がさらに厳しくなり、社会的な監視の目も厳しくなる事を前提とするならばという話ではあるんだが。

とにかく重要なのは、安全性のみを考えるなら、新規は作りません、けれど、古い奴はそのまま動かしますという現状維持は、今後も推進して、さらに増やすより、危ない可能性すらあるという事。新規で作れるなら、総量は増えるとしても、危ない古いマシンが止まる分も増えるんである。

つまり、原発は撤退か死か、なんである。もう、全廃に向けてどの程度の速度が出せるかがすべて。それが50年かかるのか、20年いや10年で出来るのか。現状維持なんて有り得ない。それが一番恐いんだから。

単純反対論者も、せめて、この位は理論武装して、恐い恐いと騒いで欲しいものでございます。繰り返すが、サヨク臭が強くなればなるほど、余計止まらないからね。何卒、お願いしまーす。