馬鹿負けマーケティング
ふふふ、おれは数字がわかるんだぜと得意満面で数字を上げるなら、もう少し資料ちゃんと見てから書けばいいのに、何でこんな恥ずかしい事を書けてしまうんだろというレベルなのが、池田センセらしいところ。
経済性はどうだろうか。原子力安全委員会に出された大島堅一氏の発電単価についての推定は、核燃料サイクルなどのバックエンドへの財政支出を含めたものだが、次のように原子力は火力と大きく違わない。
などと書いて、URLを引いてる大島堅一の資料には、明確に「4)事故に伴う被害と被害補償費:原子力発電は莫大。料金原価には不十分にしか反映されていない」とした上で「 今回は、1)〜3)について報告」と明記しているんだよねえ。つまり、補償コストは考慮してませんと。
補償コストだけではない。この資料、池田センセは「核燃料サイクルなどのバックエンドへの財政支出を含めたもの」などと書いてるが、普通に読めば、ここで挙げたバックエンド費用の見積もりは甘過ぎます、対象外にしてる事象が多過ぎますと延々追記してあって、それを強調する為のデータ/数字にしか読めないんだが。つまり、この資料、原発やっぱ高いよーという、反原発なデータ集であって。
もうあれだな、ITのえがちゃんとかと同じレベルなんだな、池田センセ。炎上マーケティング。いや、馬鹿勝ちマーケティングというか。羨ましいなあ、おれみたいな素人にすぐアホっぷりを指摘されるような事書いてて、食えてるんだから。……食えてるんだよね?
だがそこがいい。