電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ぼくの大好きな自虐史観

韓国の大統領、竹島上陸に続いて、天皇陛下を舐めた発言をしたらしく(あくまで報道がそうだと言っているだけで、映像とかがあるわけじゃなく、実際のニュアンスはよく分からないわけだが)、まあ報道通りなら実際舐められてるなあと思うし、政府様も大新聞様も地上波様も弱腰だと色々なところで怒られている。

日本の政府様や大新聞様や地上波様が、韓国や中国に対して弱腰なのは、今に始まったことじゃない。

何だが凄く沢山の人が忘れているようだが、大新聞や地上波がこの手の問題を強く煽らないのは、どう考えたって勝てっこない太平洋戦争に踏み切らざるを得なくなった大きな理由のひとつが、大新聞が戦争すべしと国民を煽って、煽られてしまって参戦やむなしという空気が世論として形成されてしまったからだ。大新聞は比較的真摯にそれを反省して、反省し過ぎて左傾化したのが戦後のマスメディアの歴史なわけだ。

政府に関する話はまた別だが、少なくともマスコミに関しては、外交、特に中国や韓国に対しては弱腰でいいと思う。いわゆるネトウヨみたいな偏差値も民度も低いB層にナショナリズムが強くなっていい事はひとつもない。ナショナリズムが悪いと言っているのではなく、頭の悪い奴がナショナリストになることが危険なのだ。それは頭の悪い奴が左翼系の原理主義に陥れば危険なのと一緒。

政府に関しては別だ。日本は憲法によって国際紛争を武力で解決することは出来ないのだから、ではどうやって解決するかといったら、経済でも文化でも何でもいい、とにかく下から目線で真綿で首を絞めるように穏やかな脅しをかけていって、粘り強く外交で解決するしかないわけだ。武力に訴えるより遥かに難しい。

ところが、日本はすっかり弱い国になってしまい、その上に反原発やら何やら益々国力を落とそうとする動きが強まって、カネで信用を買うことが厳しくなっていき、つまりは外交で使う事が出来る駒も少なくなっている。武力以外で国際的信用を得る手段は、そのものずばり経済的貢献、カネをばら撒くこと以外にあり得ない。

韓国も、サムスンとLGが突出しているだけで、経済は決してよくない。日本の国際的信用がどんどん低下しているのは事実だろうが、だからと言って韓国が上がっているわけではない。韓国は分類としては発展途上国とはいえ、発展の時期がアジアやアフリカの後進国よりは早かった為、欧米や日本と同様の問題を多く抱えている。そんな韓国にこれほど舐められる程度の国が今の日本だ。

そして、それでいいじゃないかと思う。竹島なんて差し上げますと笑って言わなくてはいけない程度の国、それが今の日本なのだ。そうして、その中でどうすれば笑って生きていけるのか、それを考えようじゃないか。それが、キミ達の未来に一番必要なことなのだ。おれはもうあんまり未来が残されていないので、まあ、ぼちぼち、ほどほどにやらせてもらいます。

終戦記念日にそんな事を思った。


【後記】イミョンバクの天皇ディス発言、映像流れてますね。確定。