電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ターミネーター・グリフォン

ここの続き。毎度迅速なグリフォン様の反論はここ。今回も冒頭から楽しい。

しかしまあ、彼と関わりたくないという人の多くが、賢明にも、実際に関わらないようにしている中で、当方も同様に、彼とは心から関わりを持ちたくないと思いつつ、丁寧に対応しているんだからわれながら偉いというか賢明ならざる気がしますな。

おれと「関わりたくないという人」で、グリフォンと面識ある人は、ええと、あいつだろ、それとあいつ、多分彼もそうかな、いやあの人もそうだと、指折り数えて指が足りなくなり、せっかくまとめて藁人形に釘打ってやろうかと思ったのに、泣く泣く断念した。いやいや、そういう哀しい嫌われ者自慢はどうでもいい。

誰も覚えてないと思うが、昔は自分も結構粘着されることがあって、その経験から思うに、あの頃と違って、ツイッターはブロックすればいいし、ブログのコメントは承認制にすればいい(承認制にしていると、すべての意見を受け入れる気がないのか的な空気が確かにあって、そうし難くかったんだな)。粘着は、それだけでほぼすべて撃退出来る。しかし、どうやらグリフォン様、ツイッターでもブロックはあんまりしないようだし、ブログコメも承認制にしていない。……おれと同じだ。ひょっとすると、おれ達って、似た者同士かしら(ぽっ)。

まあ、アルファなグリフォン様と違って、おれの場合とっくに過去の人、いや大した過去すらない人であり、今やおれへの粘着は皆無、現役バリバリのグリフォン様に似た者同士なんて言ったら、失礼にあたります。

しかしだ。今回のこのやり取りに限っては、茶化したり、おちょくってばかりのおれに、「逃げた」「議論なら相手する」「論がない」とグリフォン様が、繰り返し繰り返しご所望されたので、まあ今週は暇だしと思って(とはいえ、その今週は先週であり今週は別に暇じゃないんだが泣)、ご相手させて頂いているのは確かだ。ここは強調しておきたい。

 * * *

さて、今回反論があったツイッターの件も、読んでいて、まず「ん?」、続いて穏やかに微笑んでしまう箇所が複数あって、そっちから書いてしまいたくなるんだが、まだ片付けてないことが残っている。何と言っても、グリフォン様が「ここ重要」と強調された部分。既に前々々回(苦笑)のここの後半ね。まずは、おれの文章の引用から。

>(1)けど、どうなのよ。個人の好みの問題を「欠陥」「優れている」などと表現する人間って。
>(2)少なくとも、おれの知ってるグリフォンはそんな書き方しない。

まあ、意図して釣ったわけじゃなく、あれがあるから放り出すように書いても大丈夫だなと思っただけなんだが、結果として大漁となってしまって、おれ、照れてしまう。いやね、グリフォン、クロム・ディスの直後に、こういうツイートしてるんだわ。

gryphonjapan

この話題ついでに素人的な、ソフトの不便話を書いてみよ。アウトルック・エクスプレスのメールってずっと「返信」「全員に返信」「転送」だけど、Aさんにメール後「あれ、あの件を書き忘れた」と、もう一本を送るというパターンって多いと思う。なんで「追伸」ボタンってないのかな。ずっと素朴に疑問

あれーっ。何かこれは妙に謙虚だな。「欠陥」とか言わないし。「素人的」(笑)。「ないのかな」(笑)。「素朴に疑問」(笑)。何でだろ。クロムに対してはこうだった。

gryphonjapan

グーグルクロームのデザイン上の欠陥。複数開いてる時は目当てのタブをクリックするのだが、閉じる為のX印がむきだしでしかも台形状なので見るつもりのクリックが「消す」ボタンを押した扱いになり消える。書きかけ文章も一緒に(笑)IEはカーソルがタブ上に来てX印が出る仕組み。こっちが優れてる

うーむ、随分違う。勿論、おれの知ってる昔のグリフォンは、上のような謙虚な書き方をする、いい子だった(きっぱり)。おれがそう思うんだから間違いない。かと言って、グリフォンはいい子ではないという意見は「絶対に排除しません、許容します」。

疑問自体は、まあ、おれは追伸が出来るメールアプリ使ってるけどな! で終りなんだが、しかし、他のアプリがアレだからといって、はてブと何とかブの関係からして、Outlook Expressに文句言っていいのだから、もっと「欠陥」とか詰ればいいのに。何でしないんだろうな。それはそれに先行するツイッターの件とか、直前のクロムの件とか、ちょっと気にしちゃってるのかなー?

で、ちょっと議論からは脱線するが、もう少し、グリフォンOutlook Expressへの疑問について。実は、この疑問は結構スジ通っていると思うんだ。ただ実現しないのは、やっぱり、そんなに需要が多くないんではないかというのが当たり前の結論。つまり新たなボタンを作ってまで、ただでさえケチりたいボタン数(は少なければ少ないほど、操作全体が分かり易くなる)を増やすほどではないと。

そう思う根拠も簡単に。おれが使っている多機能メーラーの「秀丸メール」は、開発者がユーザーの要望をマメに吸い上げるだけでなく、グリフォンのようなユーザーの言い掛かりにも丁寧に対応することで有名な偉い人なんだが、事実関係として、この機能、実現したの結構最近だ(2年位前だったかな? 記憶曖昧)。つまり、要望が量的にも質的にも大してなかったということ。しかも、ボタンを新たに増やすのではなく、自分の出したメールに「返信」する。そうすると「追伸」になる。そうやって、グリフォンの希望する機能を実現している。ちなみに、秀丸はボタン表示は細かくカスタマイズ出来るので数を増やすことには問題ない。にも関わらずそうはしなかった。さらにちなみに、Outlook ExpressはVer.6で、この「自分の出したメールに返信すると追伸」、試してみたが出来なかった。

閑話休題

さて、上記の(1)(2)に関しては、これだけで終えてもいいんだが。けど、グリフォンが「ここ重要」とまで言うので、もう少し付き合う。

「欠陥」を使う文章を随分とたくさん出している。まずは短文が列挙。けど、これは前後の文脈見ないと分からないよねえ。というか、何の為にこれ挙げているのか意味が分からない。誰か「欠陥」を使って文章作れとでも言ったのかしら。

なので、もっと自信満々に持ち出しているグリフォン自身が書いた過去の3例にあたってみますかね。

三谷作品といえば奇人同士が絡むのですが、奇人の奇行というのは結局はわがままの一種です。そこで「愛すべき奇行、わがまま」と受け取られるのか「利己的でやな感じ」となるのかの演出も重要。
それでみると、終盤で主人公女性が阿部寛の弁護士にとった行動は、やや後者に自分は受け取りました。
まあそんな欠陥も感じつつも、たしかにおもしろい映画で、ヒットはうなづけると思いました。

「そんな欠陥も【感じ】つつ」。主観であることを明示している。

ヤングマガジンヤングアニマル格闘技漫画は…「多すぎだ」という、これはこれで欠陥がある(笑)

ギャグじゃねえか(苦笑)。例になってない。

あと、海皇紀にも続いた欠陥だけど、この作者はヒーローも脇役も「すごいぜ」「強いぜ」の描写が
「ピンチのときにも動ぜず、にやりと笑う」
「それを楽しいなあ、とか口に出す」
「平凡なその他大勢が意外な結果だ!と驚くとき、一人だけ予想通りだと平然(或いは予言を最初に言っておく)」
こういう演出ばっかり。いや、基本はそれでもいいと思うけど、演出のバリエーションが、特にキャラクターごとに欲しいと思いますよ。

「こういう演出ばっかり(なのが欠陥、メモ8注)。いや、【基本はそれでもいいと思う】けど〜」。右顧左眄して反対意見を「絶対に排除しません、許容します」ことを明示。

さて、もう一回、クロムの例を引用しておこうか。

gryphonjapan

グーグルクロームのデザイン上の欠陥。複数開いてる時は目当てのタブをクリックするのだが、閉じる為のX印がむきだしでしかも台形状なので見るつもりのクリックが「消す」ボタンを押した扱いになり消える。書きかけ文章も一緒に(笑)IEはカーソルがタブ上に来てX印が出る仕組み。こっちが優れてる

はい、違いは明らかですね。

まあね、ツイッターは140字という制限があるからね。上記なんて、ぴったり140字。主観なんだが、それを表明する余裕がなかった。うんうん。きっとそうなんだろ(親切メモ8)。しかしだ、この例示群が、

仕事は、
すんだな。
そこで示したとおりだよ。


一番下の、全体を支える土台は崩した、あとは全部が、がらがらがっしゃーん・・・・

ってほどのこと示しているかな。否、いない。それほどのことを示しているという意見を「絶対に排除しません、許容します」と言いたいところだが、さすがにこれをして、おれの、ボタンってこうなってるんだよという話や、クリックはドラッグ気味にした方が誤操作が減るという話や、ましてやグリフォンが提示した新案を、それはこういう理由でダメなんだよと教えてあげた話までが、「がらがらがっしゃーん」したという意見は許容し難いな。

さて、読者諸兄はこの件如何に判断する。……しまった、誰も読んでいませんでした(苦笑)。


グリフォン様、週末はお忙しそうなので、次の反論がある前に、多分ツイッターの件も書かせて頂きます。勿論、それを待つ必要もない。