電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

舟を漕ぐ

意識高い系(?)の人たちが、これからの時代はプログラミングは基礎教養的なことを言い出した時、おれはそれは無いと思うぜと半笑いしたクチだし、その思いは今も変わらない。そんな高度なことをやる前に、まずはファイルの概念自体をちゃんと理解した方がいいぜというか。PC系からタブレット系への置き換えが加速していき、益々、ファイルの概念を理解をしないまま、携帯の延長である便利ツールとしてのIT機器とそのOSは練れていき、教養としてのプログラミングなんて時代はやっぱり来なくて、やってくるのは、多くがファイルの概念すら理解しないままIT機器を使いこなす時代なわけだ。

だからこそと思うのは、プログラミングなんて言う前に、基礎教養として、当たり前のファイル概念を理解することと、身体的なスキルとして、キーボードを使いこなすこと(端的にいえばブラインドタッチだ)くらいは、ちゃんと身につけておくと、それがスキルとして充分意味を成す時代がもう一度やってくるのかもしれないぞ。

小保方さん騒動周辺で、一番面白かったのは、そうかお前も理系コンプレックスか、理系が分からないから照れ隠しで馬鹿にしてたのか的な人が、驚くことほど多いこと。そういう奴に限って、文系的薀蓄自慢は大好きだったりする。なあんだ、お前もかを連発だぜ。私学の文科中退のおれがさ。

舟を編むのは非常に特殊な専門職だが、せめてその使いこなし、つまり舟を漕ぐくらいは出来るようにしておけ。今のお前は漕げてない。