電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ガキの頃から心が不全

10月末の日付で更新しているが、現在12月29日、もうすぐ今年も終わりだ。

12月3日に慢性心不全と診断され、即時入院、15日に退院した。以下、事実関係を記しておく。加えて、なるべくカメラを引いて、可能な限り、主観的な雑感も客観的になるように。

ここ数年の引きこもり生活から、8月のアタマに、十数年ぶりに外に出て仕事することになった。

引きこもり中は、比較的健康的な生活だった。この歳なんだ、もう健康に気を使うことに照れないと決めたことが大きい。が、外に出るとそうはいかない。色々ある。色々あるんである。それでも何とか食生活だけは健康的なモノを維持していたのが10月の半ばくらいまでか。酒量は既に増え始めていたが。

朝と昼は健康的な食生活を続けてはいたものの、そこそこ遅く帰って、自宅で強い酒を飲んで、日が変わってから締めのラーメン。それを週に3回か4回。加えて土日は、まあ週末だし、ストレスも溜まっているしと自分に言い訳して暴飲暴食。

11月に入った頃(わずか数週間で)おかしくなった。激しい息切れ。夜の息苦しさ。面白かったのが、こりゃマズいぞと、すぐに食生活を改善し、特にカロリーには気を使い、かなりのダイエットメニューにしたにも係らず(なので11月は酒もほとんど飲んでいない)、どんどん腹(というより胸に近い位置)が膨らんでいく。体重こそ計ってなかったものの、日々デブっていく。最初は気胸かなと思ったくらいで。それなら息苦しさとも矛盾しない。

「救心」という自分くらいの世代なら、誰でも知っている薬がある。これを買って飲んでみると少し楽になるような気がした。息が切れるのは、まだいい。ただでさえ、ぶつ切り睡眠なのに、息苦しくて寝付けなかった。これが多少改善した気がした。が、悪い方向に慣れてしまっただけだったのかもしれない。だって、朝から電信柱にしみついてしまうのよ(東京で生まれたオヤジ)。数十メートル歩くだけで。おまけに足つるし。

これはヤバいかもと思いながら、姪っ子の結婚式が11月末にあったので、そこまでは我慢した。今から思うに、食生活をすぐに改善した為、逆に中途半端に持たせてしまったのかもなあとは思う。自宅から駅まで2分、勤務地は地下鉄の駅から直通。ろくろく歩かなくとも、日々働けてしまう環境であったことも裏目に出たかも。

仕事も少しキリがよくなったと思ったら、12月に入って1日と2日、行けなかった。辛くて。3日、循環器内科がある、可能な限り近い病院をネットで検索して行って、症状を話すとすぐに検査開始、レントゲンを撮っただけで、救急車を呼ぶと先生に告げられ、ストレッチャーで運ばれ、救急病院である荻窪病院に救急車で搬送。

初めてERに入って、わくわくだぜ。あれだ、堺雅人演じるやり手の先生がチュッパチャップスしゃぶってる奴な(誰も観てない)。意識は勿論はっきりしてる。歩こうと思えば歩ける。最初の病院までは歩いて行っていたわけだし。最初はストレッチャーに乗せられる事を拒否ったくらい。わくわくしなきゃ嘘ってもんだぜ。

続く。

「続・ガキの頃から心が不全」