電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

おっぱいこそが映画だ! 〜極私的おっぱい映画ベストテン

久々、映画ベストテンに参加。

映画ベストテン・番外編「おっぱい映画ベストテン」
http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20150424

まずはベストテンをあげてしまおう。

1位)「ミッドナイト・エクスプレス」1978年 アラン・パーカー監督/アンリーン・ミラクル

2位)「タイタニック」1997年 ジェームズ・キャメロン監督/ケイト・ウィンスレット

3位)「愛の渦」2014年 三浦大輔監督/門脇麦

4位)「さよならみどりちゃん」2004年 古厩智之監督/星野真里

5位)「遠雷」1981年 根岸吉太郎監督/石田えり

6位)「ソナチネ」1993年 北野武監督/国舞亜矢

7位)「空気人形」2009年 是枝裕和監督/ペ・ドゥナ

8位)「吶喊」1975年 岡本喜八監督/千波恵美子

9位)「肉弾」1968年 岡本喜八監督/大谷直子

10位)「危険なメソッド」2011年 デヴィッド・クローネンバーグ監督/キーラ・ナイトレイ

しかし、キャメロンとかクローネンバーグの映画が自分のベストテンに入ってくるなんて、ありえないくらい、おっぱいである。あっ、おれ的には、映画のおっぱいとは乳首見えが前提。乳首見えないおっぱいなんておっぱいじゃない。

1位の「ミッドナイト・エクスプレス」はもうこれしかないだろというエロいおっぱい。全然エロくない映画だからこそ、異常にエロいおっぱい。女優さんの名前はまったく記憶になく調べたくらいなのに圧倒的にエロいおっぱい。この映画観た人なら同意してくれる筈。初見は貸しビデオだったが、このシーン含め、前後が荒れていた。つまり多くの人がこのシーンだけを巻き戻して繰り返して観るという。

2位「タイタニック」。まあいい映画なのは当たり前だけど、普通のベストテン系の企画だったら絶対選ばないよなというほどの有名でメジャーで大ヒットな映画なわけだ。が、こと企画がおっぱいなら別だ。比較的最近のケイト・ウィンスレッドのインタビューで「未だにこの映画のおっぱいシーンのポートレイト持ってきてサインくださいとか言われる(怒)」なことを言っていたが、まあしょうがないよな。おれも欲しいもの。

3位「愛の渦」。この映画はおっぱいまみれな映画だが、もうね、とにかく門脇麦なのだよ。それほど門脇麦のおっぱいに意味がある映画。他の女優陣も含め全員が見せまくりなのに、未だ乳首見せない三津谷葉子の潔くなさ(乳首紫色とかなのか?)との対比も鮮やか。門脇麦、今期の朝ドラでヒロイン土屋太鳳のお友達として、ほわんとした役やってます。がんばれ、門脇麦(のおっぱい)。

4位「さよならみどりちゃん」。世にも有名な世界三大がっかりのひとつ。おれは全然がっかりしない。古厩智之は手堅い映画を作る人だが、この映画の星野真理のおっぱいシーンはやたらラディカルだ。その後のキレのいいエンディングとあわせ、映画的に圧倒的に評価したい優れたおっぱい映画。

5位「遠雷」。この映画全然覚えてないんだよなあ。何回か観てる筈なんだが。石田えりのおっぱいしか記憶が残ってないという。ひょっとしたら観てないのかもしれない(苦笑)。取りも直さず、優れたおっぱいである証明だろう。優れた映画なのかは知らん。

一方6位の「ソナチネ」は、1位の「ミッドナイト・エクスプレス」タイプだ。映画として凄くて、エロくない映画で、だからとしてワンシーンおっぱいのエロさが強烈に突き刺さるという。実にいいおっぱいです。

7位は「空気人形」。是枝裕和も普通にいい映画を作る監督で、だからこそというか、おれにはあまりフックがない。けれどこの映画は別だ。それは全編ペ・ドゥナのおっぱいだからだという以外の理由はない。

この手の企画だと自分に1監督1作品のシバリをかけることが多いんだが、今回は縛らないで8位「吶喊」と9位「肉弾」と岡本喜八のおっぱいを2本。どっちもいいんだよねえ。ともに勢いある青春おっぱいなのは同じなんだが、けれど見せ方が違う。エネルギーあふれ思わずこぼれたおっぱいと、情緒的だがばーんとしたおっぱい。エロなら前者かなという気がするので「吶喊」を上にした。勿論映画として2作とも傑作。

10位には、おれのキーラのおっぱいを選んでおきたくて、どれにするかと思い悩んだんだが、実はこの映画のキーラ・ナイトレイはおれのキーラじゃない「危険なメソッド」。だってキモいんだもの。気狂い演技が凄過ぎて。でも、おっぱいは印象的なの。WOWOWのW座で、薫堂さんと故水丸さんが、揃って言及していた、圧倒的に意味不明なハミ乳シーンがある故の選択だ。キーラもそうなんだが、入れるか迷ったイザベル・アジャーニとかナスターシャ・キンスキーとか、おっぱい見える映画より見えない映画の方が圧倒的にいいのが多くて残念だよな。見える奴は、映画として足りないものがあるから、おっぱいで補填してる感があるというか。つまり、おっぱいこそが映画性。

その他でベストに入れるか迷った映画としては「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」「ショーガール」のバーホーベンだったり、原田美枝子のあれだったり、桃井かおりのこれだったり。どれも今観ても鮮烈なおっぱいだと思うのだが、バーホーベンのおっぱいはあまりに無名性と群集性が強過ぎ、後者の大物女優さん二人には、おれだけのモノ感が足りない気がして選ばなかった。

それにしたって、映画におけるおっぱいって、ひとつのジャンルであり切り口であり、だからこそ作り手にとってはセンスだと思うのよ。どういうおっぱいを見せるかこそが監督の手腕というか。まあ「遠雷」みたいにおっぱいしか覚えてないってのも、どうなのよとは思うが。