電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

結局マスコミがクソという結論になってしまうのだが

さて、前回は、高崎計三氏の「ジョシカク変遷史」のうち、引用した部分がいかに事実誤認であるかという指摘と、その事実誤認が、明らかにネット蔑視感情を底辺においていることを説明した。まあ、最初に断ったように、どうでもいい部分である。今回は、もう少しマトモな話になる。

前回の引用部分に続く部分を引用する。

ここにもやはり、男子に比較して“入り込みやすい”というイメージの影響を感じる。いわばジョシカクは多くの人にとって、“都合のいい女”なのである。

つまり、スマックとネット住人(?)の繋がりは、運営側、いやプロモータが新規に参入するにあたり、女子格が、如何に敷居が低い存在であるかという趣旨の例証として、使われているのだ。従って、むしろ結論になっているのは、それに先んじているこの部分。

それどころか、一山あてたいという山師的な人物がいつまで経ってもあとを絶たない。“あそこにはまだ入り込むスキがある”……なぜか、ジョシカクはそう思わせてしまうものらしい。近年はさすがに、そんな人物すら寄りつかなくなってきているが。

過去の例から外部からの参入も途絶え気味になったことで、ここ最近は本当に“ジョシカク=スマック”という状況が続いていた。その中で、そのスマックが危機を迎えてしまったことが、イコール“ジョシカクの危機”となってしまったことの要因だ。

しょうがない。マヌケな論旨には、事実で対抗しよう。単なる自慢にしか聞えなくて結構なのだが、スマックは、おれがちゃんとした。

マスコミなどではない、もっとビジネスに鋭敏な関係取引先(という表現をあえて使う)から「スマックは代表が替わって、今はしっかりした」というニュアンスの話を、2006年から2007年にかけての時期に、何回も何回も耳にした。直接言われたこともある。つまり「近年はさすがに、そんな人物すら寄りつかなくなってきている」ではなく、もう女子すら「入り込むスキ」がないと認識されただけなのだ。

篠さんのことを、落とす気はない。付き合い長いしね。落とす気はないんだが、同誌のインタビューで自分で言っているように、いい加減なのはその通り。何がダメだって、経済感覚が、いい加減を超えて、はっきりと壊れている。とにかく、ギャラを払わない(あればさすがに払うが)。何をおいてもこれがダメ。その部分を丁寧に丁寧に修正していったのが、スタッフに参加した時点から、やがてプロモーターまでやるハメになった自分の仕事であったわけだ。なければ、ヨソから作ってきても、まずギャラを払う。当たり前のことだ。が、自分が参加した時点で、スマックはそうではなかった。だから、現場に信用されない。それだけの話なのだ。

加えて、篠さんは、コネでただ働きをさせたがる。これもダメ(とは言えないのかもしれない、プロモーターとかやりたがる人には、この手のタイプが多いのも確かで)。ボランティアに責任は発生しないのだよ。これも自分が修正した。責任を発生させてこそ、仕事のクオリティーが上る。微々たる額でも、ちゃんとギャラを発生させることが重要。これまた当たり前の話。

こういう生臭い話は、あまり表には出ないが、現場に浸透して広がっていき信用となる。それが、2006年から2007年にかけてのスマックであったのだ。ああ、もう少し、自分のカネを作る能力が高ければなあ。

が、スマックがしっかりした時点であっても、新規参入しようとするアホなプロモーターはあった。高崎の記事の下にある「ジョシカク年表」の最後のふたつ、レッスルエキスポの日本スポーツ出版社であり、K−グレイスのナイタイだ。……クソマスコミじゃねえかよ。

もう面倒くさいので、大幅に、はしょって結論を書いておく。女子格の敷居が低いんじゃない、総合自体の敷居が低いんだよ。いい加減気付けよ。

次回は、運営側より、もっと敷居の低いクソマスコミについて。うけけけけけ。