電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

枯尾花

人にとって強さとは何かを考えていたら、すっかり行き詰ってしまった。

というのは、実は嘘で、単に本業が忙しいだけの話。あらゆるモノが停滞中。すっかり引き篭もっていた昨年末と違い、今年はそこそこ飲み会もあるし(多人数のいわゆる忘年会が苦手なので、個々に飲もうとするので回数が増えていけません)、部屋はゴミ屋敷みたいになってるし、困った困った。

まあ、自分のここ20年くらいの人生においては、これが常態なんだよな。去年の暮れから今年の前半が、ノンビリし過ぎていたんだ。すっかり怠け癖がついてしまい。忙しく慌しい人生を送っていると、静かでノンビリした人生に憧れる。静かでノンビリした人生を送っていると、忙しく働いてみたくなる。

というのも、実は嘘で、怠けることに味を占めてしまい、ああ一生これでいいかもなあと思っていたのだ。ただ、ノンビリし過ぎて、まだまだ借金が山ほどあるというのに、本業も怠けていたので、益々貧乏になってしまった。それでも、このまま静かに枯れて行くのでもいいと思っていた。引き篭もりまくって、貧乏こじらせて、こおろぎのように、カラカラになって餓死した挙句、死んて1年くらい経ってから、発見される人生。うん、悪くない。

狐火の燃へつくばかり 枯尾花      蕪村

枯れ尾花とは、枯れススキのことで、ススキも枯れまくると狐ごときに火をつけられてしまうように、人生枯れてくると、意外なこと些細なことでも、火がついて燃え上がって、挙句、人生燃え尽きてしまう、という喩え。

というのは、勿論、大嘘です。