電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

心せわしき人かな

さすが皆様のNHKというか、大河ドラマの話を書くと結構人が来るので、「天地人」の話で、お茶を濁しておこう。日曜の夜から月曜日にかけては、往々にして激しく忙しいのである。どの位忙しいかというと、まだWOWOWのUFC93も見てないくらい。

で「天地人」だが、やっぱりダメだなこの脚本家。異様に軽い。原作にドラマがないとか強気なこと言って、出てきたドラマが、初回の北斗七星の話で、いやそれってドラマじゃないから。小松江里子、歳を調べてみると、自分と同い歳であって(早生まれなので、学年はおれの方がひとつ下)、この世代で「物語とは」「ドラマツルギーとは」というテーゼと本気で格闘してない奴は、もう小説とか戯曲とか台本とか書いてはいけないのだよ。そういうオバさんが、結構、数字を取ってるらしいのが、まあ世界は不思議に満ちているということなんだが。

妻夫木聡って、結構上手い役者だと思うんだけど、良くも悪くもヒネリがなく、演技の出来が、科白の出来に比例しちゃうというか、科白の出来の悪さを圧倒的な演技で見せ切っちゃうみたいなことは出来ない。なので、ゴーオンジャー見てるみたいな恥ずかしさを感じてしまう。戦隊モノ見てて恥ずかしくなるのはいいけど、大河が恥ずかしくさせちゃダメでしょう。

が、昨日のオープニングで、真田幸村千利休と同格の大物として、前田慶次郎を扱ったので、思わずうれしくなってしまい、多分、見続けてしまうんだが。これは大物役者、来るね。うーん誰だろう。またミッチーとかだったら怒っちゃうよ。音楽枠なら(もう信長の吉川で使ってるので、やや安心だが)、力也さん、いや、いっそのこと裕也さんがいい。スポーツ枠(角田さん、妙にコナレてて顔とかちゃんと作っちゃってヤな感じ)なら、長島一茂か船木さんだな。でも、やっぱ、スティーブン・セガールがいいなあ。絶対ドンピシャだと思うんだが。「長谷堂城の戦い」で、兼続ぶん殴るところが目玉らしいし。