電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

東村山は比較的都会だった

自分は東京の下町の生まれなので、いやそう書くと、川向こう(隅田川以東をこう表現する)は下町ではない千葉だという声が必ず出てくるので、江戸川渡れば千葉な小岩で悪かったなと自分で書いておくが、とにかく、そういう生まれである為、中学生の頃までは、新宿より西は未踏の地であった。小学校の遠足で吉祥寺の井の頭公園に行ったくらいで。

やがて、思春期を迎えたメモ8少年は、ユーミンの「中央フリーウェイ」的中産階級プチブル的少しだけハイソな世界に憧れ、よし、おれは泪橋を逆に渡るんだと、18の時に家出して、初めて1人暮らしをしたのは、まさに「中央フリーウェイ」に出て来る調布飛行場のすぐ近所の飛田給というところで、知っている人は知っていると思うのだが、今でこそFC東京のフランチャイズなスタジアムがあるものの、京王線飛田給と白糸台という2つ駅の間は、まさに突如現れる森林地帯というか、未踏の地というより未開の地であったのである。引っ越してから、あまりの何もなさに気付き、ショックでヤサぐれたメモ8青年は、やはり「中央フリーウェイ」に出てくる近所の府中競馬場に通い詰めることになるのだが、そんなことはどうでもいいとして、それ以来、飛田給三鷹(但し牟礼)→吉祥寺本町吉祥寺北町ときて、現在の西荻窪に至るんだが、ご覧の通り、京王線とJR中央線沿線であり、同じ東京西部でも、南西部の小田急線とか東急線沿線にはまったく無縁であり、同様に北西部の西武線沿線には、さらに無縁であり、つまり何が言いたいかといえば、所沢なんて、いったいどう行けばいいんだよという感じであったのだ。前置き長い。

ところが、これが意外に近くてさ。知らないところには知らない電車が走っているもので、西武国分寺線なんていう存在を、自分は東京に50年近く住んでいて、初めて発見したのだが、この感覚、元々東京の西側に住んでいる人には、京成の押上線とか金町線や、東武の亀井戸線が、それ何状態であるのと同じ感覚だと思うんだが、とにかく中央線で国分寺まで出て、西武国分寺線に乗り換え、さらに東村山で西武新宿線に乗り換えると、1時間もかからず、新所沢の市民体育館に到着してしまったのだよ。ディファ有明に行くより近いでやんの。

で、その乗換え駅であった、東村山なんだが、自分にとっての東村山といえば庭先ゃ多摩湖なのであって(オジさんしか知りません)、勿論、そういうイメージしかなかったんだが、表題通りだった。

というわけで、所沢市民体育館は、凄くいい会場でした。アリーナが見難いのは、体育館系はしょうがないとは思うが、新しい施設だけあって、稼動式の客席といい、選手控え室周りのスペースの充分さだったり(古い施設はこういうところが異様に狭かったりする、まあもう少し欲しい感じはするんだが、欲を言えばキリがない)、少なくとも、スタッフ側から見た使い勝手は、かなりいい感じ。あとは、お客さん向けの飲食スペースが、どっかにあればなーというとこなんだが、これはちょっと難しいかなあ……。施設側の許可を得て、屋台とかを外に出したらいい感じ。公営の施設なので、こういうのが一番難しいんだが。

ケージフォースの結果は、GBRさんがいい感じです。こちらスポナビ、女子とプレリミナリーは結果すら載せてなくムカつく。ふざけるな。