電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ロスト・イン・ザ・ダウンタウン

ヴァルキリー02、ご来場くださった皆様、様々な部分で応援頂いた皆様、誠にありがとうございました。

あくまで極私的な感想を少し。総合格闘技の興行を、トータルパッケージとしてみて、構成する要素のすべて部分でレベルをあげていくことを、主催者側のスタッフとしてやっていくことが、自分のヴァルキリーでの仕事なのだけど、今回は、前回の旗揚げと比較して、お客さんの目につく部分では(それは大会当日のことだけではなく)、かなり多くの部分を、多少なりとも改善出来たかなという気がしています。勿論、目につかない部分では、まだまだ課題は多いことは充分自覚していますし、いやいや、目つく部分でも、予算さえ、さらに作れば、もっとドラスティックな改善をすること出来るわけで、その部分を考えることも自分の主要な仕事のひとつであることも自覚しています。さて、歩み続けれなければなりません。

ここからは、普段の調子に戻って。

「下町で迷子になった」というニュアンスのこのタイトルの場合、冠詞のザは必要なのかね? 今回は辻選手の対戦相手だった、ケイト選手のブッキングにも多少絡んでいたので、久々に英語に意識的にならざるを得なかったなんてことをフリとして。

個人的な最大の反省点には、大会前日の時間の貴重な時に、東向島で迷子になって、3時間以上の時間をロスしてしまったこと。

しかし、凄いねあの辺は。ホントに下町というより貧…いや、こういう表現は止めておこう、とにかく路地が細くてクネクネしている。自分の育った小岩のあのあたりのようだ。何で、東向島で迷子になっていたかは(ホントになってしまったのだ)、詳細は長くなるので割愛するが、大きな荷物を抱えてフラフラになって、ようやく東武伊勢崎線の鐘ヶ淵に辿りついた。

そこから、まず曳舟へ。曳舟から、半蔵門線に乗ると、次が押上で、その次が錦糸町だ。これが、ええーっという感じ。2月の所沢の時にも、西武国分寺線について書いたが、今回はこれ。あれの川向う版なんだね。つまり、東西に伸びる私鉄とJRの間を南北に貫通する電車があるという話。

錦糸町で高校生活を送った自分としては、押上や曳舟という町は、どちらかといえば、地元感のある土地なんだが、それでも曳舟・押上という町は、総武線沿線ではなく、あくまで東武・京成沿線であり、縦に動くには遠回りをするか、バスを使うか、とにかく移動が大変で、つまり、盗んだバイクで走りだすしかなかったのだよ、あの頃は。

旗揚げ大会の時には、客入れの時に、80年代のパンクからニューウェイブあたりの曲の多くを流していて、試合開始がかなり押した為、用意した客入れ時用CDが想定していた以上にループして、クラッシュの名曲「ロスト・イン・ザ・マーケット」が何回か流れた。今回は、そこ(客入れ時のみではなく、すべての選曲含む)もゼロから変えた。この部分でも、トリノコのおっちゃんの巨大なサジェッションと協力を受けて(借りたCDだけで、60枚にものぼる)、見直しをかけた。それが受け手にとって、どういう印象になったかは、これから色々感想をきいてまわって判断したいと思うが(既に随分訊いたのだけど)、自分としては、納得の出来に仕上げることが出来たと思っている。