電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

心が剥き出しなのさ

昨日ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。行ってみようかなと思ったけど、来れなかった皆様、大丈夫、次は来年2月11日にやります(男子は12月5日です)。その時にお会いしょうしょう。

昨日のヴァルキリーに関しては、もうこの画像でいいのかなと思います。会場に来てくださった方には、充分伝わったと思う。

誤解を恐れず言えば、これが興行。試合終了後、茂木Pにマイクを渡すか迷った。ダメージがかなりありそうだったので。だけど、渡しました(勿論状況を見ながらだったけど)。いや仮に「さすがに今しゃべらせるのは」と運営側が判断して、こちらからマイクを渡さなくとも、茂木Pなら、自分から「マイクよこせ」くらいは言って、シメの挨拶入れてくれたでしょう。

さすが、我らの茂木プロデューサー。これが出来る人だから、彼女はプロデューサーなんだ。

ヴァルキリーは実力主義。必要以上に今回は主張したし、これからも言っていこうと思う。だからといって、その試合を世界に伝える為のストーリーは、いくらあってもいい。その象徴が今回のメインだった。

まだ今大会の概要を発表するかどうかというくらいの頃。彼女が自分と瀧本選手の試合を考えていることを、自分に告げた時、自分はこう即答した。「それが決まるならメインだよ」と。「はい」と頷いた茂木Pは、全部分っていて、つまり、それはいいことばかりじゃなく、悪いことも含めて、プロデューサーとして選手として、全部それを引き受けて、この大会に臨まなければいけないことを。プロデューサーとして、大会をデザインしてマッチメイクして、自分も興行の中では、ひとつの商品であることまで自覚して、自分をも含めて大会を売り出していく。

凄い働きでした。プロデューサーとしての仕事は山ほどあり、それをこなしながら練習して、勿論食っていく為の仕事だって毎日あって。例えば、減量だってキツくて、前日計量の時、会場に現れた彼女は、フラフラで。各選手に渡すチケットの割り振りとか、そんなことも同時に考えながら、計量会場に入ってくるなり、悪い顔色で、自分のところに来て「計量、脱いでお願いします」と小声で告げにきて。つまり、これをやる為には、体重計を移動し、密室で女性のみ立会いでやることになるから、多少の準備が必要なので、その手間に気を使ってくれているという。

出場選手に勝利者商品が贈られた。キンカン様、エンブレム様、フルッタフルッタ様、ありがとうございました。これも茂木Pが全部話を持って来たもの。少ないファイトマネーで、がんばってくれる選手のみんなに、少しでも何かがあるようにと。それを選手に渡す段取りだって、決めようとすると、結構面倒くさい。どういうカタチで渡すか、大会内では、それをどうアナウンスするか。提供してくれた方々にも失礼のないように、喜んでもらえるようにと。試合直前まで、段取りを自分や春山くんと打ち合せしながら。

突っ込みは簡単に入れられる。そんなこと違う人がやればいいんだ。その道のプロがそれぞれの役割の仕事を。

けどね、そんなことをしたら、今の女子総合の世界は成り立たない。どう収支計算したって、それぞれのプロを雇う予算なんて出ないんだから。だから、茂木Pがやる。全部やる。何でもかんでも、とにかくやる。1週間前のトークショーの壇上で、彼女は、ガンガン食事をしてみせた。曰く「食べてみせた」。

その心の強さが、これだけの感動を生む。

茂木康子こそがヴァルキリーである。そして、茂木康子、次は勝て!