電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

スマックガールの敗北

ストライクフォースで、クーネンが負けてしまった。うーん……という感じだ。試合映像は観ていないので、試合内容については何とも言えないのだが。

下馬評はサイボーグが圧倒的だったわけだが、実は自分は「クーネンがあっさり」と、某所で書いたりしていた。その位、クーネンの実力を評価していたからだ。勿論、少数派だろう。なので、一般的にみれば、大した事件ではないのかもしれない。

だからこそ、変わりつつある時代の象徴的事件であると考えるのは考え過ぎか。

クーネンは日本の女子総合を舞台に名前をあげた選手。もっと単刀直入に言えば、リミックスとスマックガールで名前を残した選手だ。勿論、それ以外のルールの試合も行っているが、特殊なルールであった、場としての、ジャパニーズ女子MMAの敗北。そういう意味付けが可能なのではないか。欧州修斗の牽引車であるマルタイン・デヨングのところの選手だし、今回の敗戦に限っていえば、修斗ルールという場での実戦がもっと多かったらというイフは残る。が、ストライクフォースという米国メジャーな舞台で勝負するには、グローバルスタンダードなルールでの経験をもっとつむ必要があるという、当たり前の結論しか残らない。

スマックガールは終わった。とっく終わっていたわけだが、今だからこそ、そう思える。

勿論、ヴァルキリーはグローバルスタンダードなルールだ。つまり、終わりは予感されたからこそ、新しいモノも、とっくに始動している。そして時代はいつも動いていく。そういうことだと思いたい。