電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

久保親分のジャグワーのラジエーターには穴が空いている

というわけで、前回はこちら

さて、ツイッター関連では散々呟いているので、かなり広まってきたんだが、久保親分がツイッターが始めている。谷川さんと直接絡んだりして、面白いことになり始めているので、要注目。文才ある人です。メールをやり取りしたりすると、印象が一変する。

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ちなみに、タイトルだが、何かのメタファーではなく、物理的に穴が空いていて、水漏れするそうだ。なので常時デカいペットボトルに水を入れて、何本かクルマに詰んでいて、走り出す前に、ボコボコ水をラジエーターに入れたりしてる。「直すカネがないんじゃない、あまりに忙しくて直す時間がないんだ」とのことなので、深読みしないように。いやホントに何の意味もないから。こらこら誤解するな、文字通りの意味だって。わかったね。

* * *

自分は元々がシステム屋なんだが、システム屋にしては、ソフトの見た目とかデザインだとかを比較的気にする人で、見た目など重視しない企業向けアプリにそういう部分を提案したりして、仕事を作ったりしてきたことがあるので、アドビの著名ソフト「PhotoShop」(通称フォトショ)くらいなら、かなり昔から使っていた。確かバージョン3だか4だが、その位から。これは端的にいえば、画像を修整したりして加工するソフトですな。

一方、やはり「Illustrator」(イラレ)という、やはり著名なソフトがあり。こちらはDTP&デザインソフト。昔「Wysiwyg」という言葉があって、「What You See Is What You Get」の略で、「見たまんまのモノがゲットできるぜ」、すなわち画面で見た通りに印刷できる(もしくは最終目的が画面表示なら、その状態をそのまま編集できる)という意味で使うんだが、完璧にプリントアウトした状態をイメージして編集できるワープロソフトでもある。

つまり、システム仕事で、たまにデザイン系に口を挟んでいるくらいなら、フォトショは使ってもイラレは使う必要がない。イラレとは自らデザインする人だったりDTPやる人だったり、つまりデザイナー御用達ソフトであるわけだ。

2003年にスマックガールのスタッフになって、いわゆるDTP的なこともやる必要が出てきて、勿論そんなモノはプロに任せられるなら、それが一番なんだが、ちょっとした局面でやはり必要があって、そのうち「自分でやっちゃった方が安い早い」になったりして、それなりにDTPが出来るようになってしまった。勿論、素人に毛が生えたレベルなんだが、ソフトはプロ用ソフトを普通に使う。

あるいは、ダウンスキャンコンバータ(略称ダンコン笑)という機材がある。簡単にいえば、PCの画面をテレビ(というかモニター)に出力する為に電気信号を変換するハードだ。業務用機材に拘ると、とんでもない価格になるが、オモチャに毛が生えたような機材だと、数万円(へたすると数千円)で、手に入る。会場で映像を流す為に、どうすれば安価に設営出来るかを、徹底して試行錯誤した為、このダンコン、いくつか自分持ちしている。

などと色々領域を広げていくうちに、あれもこれもと何から何までやるようになってしまったという話。どうせやるなら、やはり道具には拘りたい。例え素人レベルであったとしても。

そうして、マイ・ラチェットなわけだ。そこまで手を出すかねという話なんだが、最近はボルトのサイズとかまで気にする必要があったりして。

将来的に、ヴァルキリーは成長して、メジャーになる。その時には、自分のような何でもかんでも自分でやってしまうような雑用専門の人間は、もう必要ないのだ。キチンと予算をつけて、それぞれのジャンルのプロを雇えばいい。が、現時点のレベルで興行をやっている限りは、自分のような何でも屋こそが、経費削減の為には、最も有効であるという話。

けれど、何をやっても、それぞれのジャンルのプロには届かない。結局、ただの雑用だ。

しょうがないので、そんな自分を「総合雑用家」と名付けて、自分が惚れこんだ「総合格闘技」というジャンルと「総合格闘家」という呼称に、擬えて慰めてみる。総合格闘家とボクサーが、ボクシングで勝負すれば、一般論として、ボクサーが勝つ。が、総合格闘家に必要なのは、総合格闘技で使える打撃でありボクシングそのものではない。だから、きっと、「中小興行で使える雑用」という能力はあってもいいんだと。いやそれでも、かなり虚しいが。

ああ、やっぱり、マイ・ラチェットが欲しいな。


さて、今日のヴァルキリーオフィシャルは、全試合のみどころ。

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■メインイベント 女子フェザー級(52.2kg)
 チャンピオンシップ 5分3R
辻結花(初代チャンピオン/総合格闘技闇愚羅)vs. V一(挑戦者/Max柔術アカデミー & Yogaスタジオ)

奇しくもヴァルキリー旗揚げ大会のメインイベントから、1年3ヶ月を経ての再戦となる。辻結花は、昨年4月に堂々初代チャンピオンに戴冠、今回が初防衛戦となる。一方のV一は、旗揚げ大会の敗戦後、挑戦者決定トーナメントを勝ち抜きこのタイトル戦出場を決め、シュートボクシングにも参戦、実績を残し、ここへのステップとした。絶対女王として、常に日本の女子総合の最前線に立ち続けながら、未だ貪欲にスキルアップに励む辻。一方そのモチベーションの高さを武器に確実にチャンスを自分の物にしてきたV一。国内のみならず、世界が注目する、絶対女王と新世代の代表が、金網の中で激しく激突する!


■第6試合 女子フライ級(45.4kg)
 初代チャンピオン決定トーナメント 準決勝 3分3R
大室奈緒子(和術慧舟會東京本部)vs. 高木佑子(総合格闘技闇愚羅)

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■第5試合 女子フライ級(45.4kg)
 初代チャンピオン決定トーナメント 準決勝 3分3R
玉田育子(AACC)vs. ハッピー福子(総合格闘技道場コブラ会)

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女子フェザー級に続き、ヴァルキリー2つ目のベルトの創設が決定した。4人参加のミニトーナメントを開催し、今大会で準決勝を行い、次回大会で決勝を行い勝者が初代チャンピオンになる。4人の中で、実績が上なのは、大室奈緒子と玉田育子の2人。大室は各団体の軽量級ベルトにもうひと息というところまで行きながら戴冠ならず。慧舟會プロパーとしてヴァルキリー全大会に参戦、そのモチベーションは高い。その大室に、ヴァルキリー旗揚げ大会で引分けているのが玉田。昨年2月にはジュエルスであの瀧本美咲に判定勝ちもあげている。前回、ヴァルキリー初参戦で快勝したハッピー、敗れたものの闇愚羅らしいグラウンド力を随所にみせた高木、何が起るかわからないのがトーナメント、世界最軽量の階級ゆえのスピードあるファイトに刮目して頂きたい。


■第4試合 女子フェザー級(52.2kg) 3分3R
WINDY智美パンクラスism)vs. 吉田正子(フリー)

この2人、実に6年ぶり2度目の対決となる。初対戦は奇しくもGCMがかつて開催していた女子総合の大会「CROSS SECTION」の旗揚げ大会(2004年4月)だった。既にキックボクサーとしてはトップクラス、総合でも実績を残しつつあったWINDY智美に対し、デビューから半年弱の吉田正子、柔術のスキルを生かした下からの三角十字固めで、大アップセットを起こし、彼女がトップ戦線に駈け上げるきっかけとなった。一方、WINDY智美、ここ数戦、強敵続きとはいえ、結果が出ていない。が、そのモチベーションの高さはいささかも衰えていない。吉田正子個人へのリベンジより、総合格闘家としての今の証明、「最恐」から「最強」へのリスタートとでも言うべきか。ヴァルキリーが自信をもって贈る、勝負論に満ちた一戦!

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■第3試合 女子ウェルター級(61.2kg) 3分3R
中井りん修斗道場四国) vs. 佐藤瑞穂(和術慧舟會東京本部)

ヴァルキリーに出場が最も望まれていた選手として、中井りんの名をあげる関係者・ファンは多かった。ここでようやくの初登場となる。ファイト自体が、2008年12月パンクラスであのWINDY智美に快勝して以来。柔道出身者らしい投げとグラウンドに加えて日本人離れした身体スキルが武器。対する佐藤瑞穂は、昨年、総合の舞台に復活しヴァルキリーで1勝1敗、さらには11月のデモリッション・ウエストで快勝、調子を上げてこの一戦となる。過去慧舟會勢が中井に2敗していることもあり、同じく柔道出身の先輩としても、ここは負けられない。

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■第2試合 -53.0kg契約 3分2R
北村ヒロコ(空手道禅道会小金井道場)vs. sakura(和術慧舟會東京本部)

北村ヒロコは、2008年リアルファイティング空手道選手権52kg以下優勝、昨年7月「ジュエルス 4th RING」でプロデビュー。伸びのある打撃を武器とするホープだ。対するsakuraは、ヴァルキリーの旗揚げと同時にデビュー。共にまだ数戦の経験しかないが、その数戦は思い切りのいいファイトしている。パウンド有りと金網をどう使えるかが勝負のポイントか?

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■第1試合 女子バンタム級(48.5kg) 3分2R
溝口麻美子(ALLIANCE)vs. 森岡恵(和術慧舟會岩手支部

溝口麻美子は、旗揚げ大会以来の参戦。その時は1階級上での試合だったが、今回は本来の階級での試合となる。対する森岡惠はアマ修斗ではプロデューサー茂木康子との対戦経験もあり、ここが待望のデビュー戦。

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