電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ツイッターでボクと握手!

有田芳生が、数日前、こんなことを呟いていた。

ある政治家。「フォローされている」が15000人だとする。「フォローしている」がさらに上回る17000人に、はてさてどんな意図があるやなしや。「されている」を増やすための「している」ではないのか。お千代さん「人生〜いろいろ 男も〜いろいろ 女だ〜っていろいろ 吹き〜乱れるの」。http://twitter.com/aritayoshifu/status/10053477788
機種依存文字があったので、類似文字に変更しました。

自分個人の印象という話でいえば、有田さん、元共産党員という十字架(としか今の時代言いようがないよねえ)は、背負っているものの、ブログで書いていることも、古き良きリベラルな人という感じがして悪くない。

が、この発言はどうなのという話。ツイッターに対する理解が浅過ぎる。勿論、政治家が、それをしていいのがツイッターなのだ。システムが、それを許しているわけだ。道義的な問題すらないと思う。残るのは、この有田さんのように、感情的な問題だけ。著名人たるもの、なかなか自分からフォローできませんというプライド。

返したくなければ、フォローは返さない自由がある。逆にいえば「おお有名な政治家にフォローされた!」という行為は、された側にとって喜びになる可能性すらあるのだから、それは、実に有効な政治活動であり、極論してしまえば、街頭演説の時の握手と一緒だし、活動報告を選挙区の住民に郵送するのと同じであるという事実に気付いた方がいいと思う。

勝手にフォロワーが増える著名人のツイッター理解は、このあたりに限界があるのも確かで。

露骨にアフィリエイト目的なアカウントが、自分からフォローしまくって、フォロワーを増やすのも、勿論ありなのがツイッター。例えば、自分は、前にここで書いたように、「機械フォロー」は一切してないが、こういうシステム的に自動化された手段に関しては、今年に入ってから、ツイッター側の制限が入るようになったようで、つまり、機械フォロー/機械リムーブを繰り返して、フォロワーを増やすことは、スパム行為として、制限の対象となった。このあたりも、ツイッター運営サイド、バランスの維持に対しては、未だ絶妙だと思う。恐らく、あくまで恐らくだが、自分のように、手動フォロー/手動リムーブを繰返して、フォロワーを増やしているだけなら、制限がかかることは、まずない筈で。

もう、明らかなのは、露骨な宣伝ばかりしているスパムアカウントは、ごく一部のエロを除けば、ツイッターなんて使っても、ほとんど意味がないという事実。それは、スパムメールのほとんどは、エロであるという事実と重なる(逆にいえば、ある程度は効果があるということなんだろうけど)。単に、フォロワーを増やすだけなら、さほど苦労しなくとも、コツコツやれば増やせることは、自分のフォロワーの数が証明しているわけだが、増やしたフォロワー数、その数自体にビジネス的な価値がホントにあるのか、政治的な意味合いが出るのか、まだまだ、よくわかってないことだらけ。つまり、どう使おうとそれは自由なのだ。

自分からいけるのが、ツイッター。それを下品な行為として、揶揄しているだけでは、選挙に負ける(かもしれない)。

【追記:20100310】
有田さんご本人から、ご丁寧なリプライを頂きました。
http://twitter.com/aritayoshifu/status/10223933251
http://twitter.com/aritayoshifu/status/10250881679
メディアを通しての印象と変わらず、誠意ある方という印象。が、ツイッターはやはり「ゆるさ」に特徴があると自分が考えるのも、また変わりません。