電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

辻さんの後ろに親分のラジエーターの壊れたジャグワーが写っていた

昨日の大会で極私的に面白かったこと。というか、今回の大会、これは書いてもいいだろというネタがいくつかあって、普段だと面白いけど、それは書き難いなあということばかりであって、書けるけど面白いネタがあることって、滅多にないのでこれは珍しい。

前日計量の後に、麹町の事務所で全選手の入場曲をPCに吸い上げ終わったので(一旦PCに吸い上げて整理してCDRに焼いて当日音響担当の方に渡す、何故そんなことをするのかはここここを参照)、選手からお預かりしたCDは、当日会場送りの荷物に積み込んだ。通常だと、大体時間がなく、一旦自宅兼事務所にCDを全枚数持ち帰ることがほとんどなんだが、一昨日は順調だったから、そうなった。

で、深夜にそれをCDRに焼き直していて、不安になってきた。何か吸い上げミスしているような気がしたんだな。これは会場入ったら、もう一度選手に返却するように既に整理してあるCD群と、PCに吸い上げた音源を比較して、正しく吸い上げ出来ているかチェックしなくちゃ。そう思った。

当日会場入り後、ケージ組み立ての合間をみて、チェックしてみる。第2試合の黒木選手と上原選手の一戦の入場曲。共にヒムロックの曲だったんである。これがミスったかなと思った原因。音源をもう一度確認して、進行のセラチェン春山くんにも違う曲だしいいよねえと確認し、ケージ作業に戻った。つまり吸い上げにはミスはなかった。

昨日の試合中は、久々に選手呼び出しのポジションに入った。本来なら自分には何も役割を振らず、緊急時の「走り屋」でいたいところ。便利屋兼雑用ではあるが、逆に全体をわかっている人間じゃないと走れない場合が多く、自分じゃないと役に立たないんである。昨日は、普段バックステージのこの選手呼び出しのポジションに入るエーススタッフのHくんが、某プロレスの大会に行くことが事前に決まっていたので来れない。GCMの興行の場合、ここでグローブの封印をする作業もあるので(レフリーのバンテージチェックサインを確認しながら、赤青のテーピング用テープで封印する)、最近では通常呼び出しも含めて、2・3人でやるこのポジション(これをHくんは一人でこなしてしまったりする)、昨日はWKの選手達がお手伝いしてくれて、自分も含めて3人で回した(T選手、S選手有難うございました)。

グローブの封印する時に「赤コーナーの選手はあの辺りに控えてください」とか「入るタイミングは自分で決めてくださって結構です」とか、最小限のことを伝える。試合前の選手には、あまり言葉はかけたくない。選手は既にスイッチが入っているので、ちょっとした一言が誤解をまねくことがあるからだ。が、この同じヒムロックの件、何も伝えずにトラぶってもなあと思い、後入りの黒木選手にだけ「同じヒムロックですが、間違いではありません」的な伝え方をしておいた。笑ってもらえて助かりました。

ヴァルキリーの旗揚げの時、某試合で、ミュージシャンだけでなく曲目までがカブってしまったことがある。あれは驚いた。あんな偶然はもう二度とないとは思うが、今回のミュージシャンカブりですら、相当の偶然。それを把握している自分がバックステージにいたことも、かなりの偶然。

7年もやっているけど、未だに興行には驚きが(というか、大体はドタバタなんだが)ある。

そうそう、タイトルは辻さんのブログから。闇愚羅さん周辺の話でも今回は面白いというか、印象深い話があったので、それは次回に。

そんな昨日のケージフォースの結果はこちらをどーぞ。