電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

おれ達の遊び場を荒らすな

歳を取って記憶力が物凄い勢いで衰えていることは何回も書いているが、これ、結構いい方向に転がることがある。一番は映画やマンガの再見、再読。見事なくらい内容忘れていて、けれどこの映画は面白かったという印象記憶だけは残っていて、それを頼りにもう1回観てみると、これがやたら楽しめる場合が多い。

自分のブログの文章にしてもそうだ。自分はまず自分にとって面白いモノをと思って文章を書くので、読み直して面白いのは当たり前なのだが、自分が何を書いたか、すっかり忘れている事が多い。なので、最近ではこういうことを書こうと思ったら、ある程度過去ログを検索して、似たようなことを書いてないかチェックする作業が一番最初になる。そうやって、昔の自分の文章を読み直してみると、これが面白いんだわ。

何でこんな事を書き始めたかと言うと、今日書こうと思った内容に近い話を、見事に過去に書いていて、検索して見つけて読み直してみたら、わずか1ヶ月半くらい前の文章なのに、そんなこと書いたことすら忘れていて、その面白さにびっくりしてしまったのだ。昔のおれは面白いこと書いていたなあ、今のおれはまるでダメだ。と、もう十年くらい前から、いつもそう思うのに、つい1ヶ月半前に、充分面白いということを書けてるじゃん。ひょっとすると、やっぱり、おれって天才と紙一重なのかもしれない(恐らく自分以外の人間には、それほど面白いわけじゃないんだろうと予測するので、こういう表現となる)。

ちなみに、今日のタイトルは最近知人に言われたことで、「ネットを散々馬鹿にしてきた連中が、今頃になって」というのを前に付け加える必要がある。曰く「ネット野郎とか言ってネットを散々馬鹿にしてきた連中が、今頃になって、おれ達の遊び場を荒らすなって感じですよね」という。

うん、気持ちは分かる。けれど、やっぱり、自分はそうは思わない。だってね、やっぱりネットにおけるコミュニケーションにはスキルってのが必要で、今は、そういう段階で苦労している著名人とかマスコミとかいっぱいいて、そんなの、おれ達はもう十年以上前に経験して、とっくに学んできたことで、だから鼻で笑って見てやればいいだけだ。ネットに書くこと自体が特別なことではなく、益々当たり前のことになっていくわけで、自分達が先駆者であったことを誇りに思えばいいだけの話。

ちなみに1ヶ月半前に書いた文章はこれ。

所詮自分はネット野郎風情