電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

庶民性って好きじゃない

野田さんは確かに庶民派だよなあと思う。ツイッターを眺めている限りでは、格闘技・プロレス周辺のクラスタでは、やれ格闘技振興議員連盟の会長だとかジャンポ鶴田のファンだとか喜ばれているわけだが、翻って、ワシがやらせているんやとか民主党に就職しましたとか内閣が全身でピクピクしちゃうとか、そういう事であって、喜んでばかりもいられないだろ。

民主党の代表選、自宅作業者の特権を生かし、最初から最後までNHKとニコ生の両方をつけてウォッチしていたんだが、一番印象的だったのは羽田さんが現役続けるのは最早非人道的だろとか、そういう事ではなく、野田さんの1回目の演説だった。

時代小説(歴史小説ではなく)が大好きだ、政治について、司馬遼から夢を、藤沢周平から矜持を、山本周五郎から人情を教わったそうだ。分かり易いよなあ。宮沢喜一だったら鼻で笑いそうな大衆性。教養を云々するレベルじゃない。

この選民性のなさというか、非エリートの典型というか(否、今のエリートってこのレベルというべきか)、いい意味で評価するなら庶民派というか衒いがないというか、いいんだか悪いんだが、どちらかと言えば政治家としては自分は悪い方だと思うんだが、きっと今の日本なら、むしろこれでいいのかもしれないとも思ったのであった。所詮、千葉だしな。おれだけの蓮舫さんが天下取りました。