電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

趣味は映画録画

祝WOWOW20周年、祝完全3局化企画(大嘘)。

最近数ヶ月ぶりに復活させたJ:COMなんだが、そもそも去年・一昨年は色々と多忙で、ゆっくり映画を観ている暇もなく、実際去年は年間で10本程度しか観ていない。その反動もあって今年は4月くらいからやたら映画を観ているんだが、例えば10月からWOWOWが3局独立みたいな感じになって、193chがシネマとして独立して、ゴッドファザー3部作とかハリポタ7作とかやってる。

例えば「ゴッドファザー」あたりになると、さすがに昔やったのを録画してDVDに焼いてあって、観ようと思えばいつでも観られるわけだが、今回はまた録画し直したりしてる。未だ録画環境はSD画質のモノしか持ってないから(つまり画質は過去資産と変わらないから)、そんなことして意味あんのかという事なんだが、自分にとっては意味があるんだという話を書く。この「趣味は映画いじり」という話から少し続いている。

過去の自分の方法としては、DVDを焼く場合にいわゆるDVDのフォーマットにはせず、録画ソフトが作ったMPEGをそのまま引っこ抜いて、これが映画の場合(2時間前後)6〜9ギガとかになるので、前後をカットして、2本に分け、なるべく再エンコードがかからないようにして(2時間半を超えると3本になる、録画した画質は下げない)、出来たMPEGファイルを1本ずつDVDに焼いていた。つまり、1本の映画で2枚のDVD-Rに焼く。そうして、下記のような収納ファイルに整理していた。

これが96枚のDVDが入るから、映画にして45本強。実際はびっしり入れちゃうと後から整理して入れ替えるのが大変なので、スカスカにして保存したりする。ファイルがどんどん増える。10冊を超えるとどこに何が入っているのか探すのも大変になってくるし、なによりスペースも食い始める。なので、もうこの方法を止めてHDD保存にする事にした。

HDDとDVD、サイズ辺りの単価を出していくと、結局未だDVDの方が安いと思う。HDDも恐ろしく安くはなっているものの、さすがに追いつかない。細かく計算しようかと思っていたんだが、どうしても面倒くさくてやる気しない。何でかというと、自分の場合、もう経済的なコストより時間コスト、つまり手間の方が重要なんである。

例えば上記方法でDVD-Rに焼いた映画を観る時は、一旦HDDに吸い上げて観るんだが、何でそんな事をするのかといえば、DVD-Rから直接観ようとすると、1枚目と2枚目の切り替えが面倒なのに加えて、へたすると2枚目に限ってなかなか読めなかったりして、イライラしたりして、非常に精神衛生に悪い事が過去に実際にあって、なので観る前に事前に2枚ともHDDに吸い上げてしまう習慣がついた。この吸い上げに1枚あたり15分近くかかったりする。

ところが録画したモノを前後のカットだけで所定のHDDに直接書き出すと、ほとんどエンコードがかからないようにする為、映画1本あたり20分強でいけたりする。つまり、HDDからHDDへのコピーにかかる時間とほとんど変わらない。DVD-Rに焼くなら、これをやってから更に1枚15分近くかけて焼くことになるので(あまり書き込み速度を上げたりすると失敗したりするのでこの程度に抑えてる)、編集・焼き・観る時の吸い上げだけで、30分・30分・30分。ところが、これをHDD保存にすれば、最初の30分のみ。これが非常に精神衛生によいのだ。加えて、検索性が圧倒的に高い。観たいモンがすぐ出てくる。

というわけで、過去にDVD-Rに焼いてあるモノをHDD保存用に吸い上げ直すだけで、30分作業なわけで、しかも上記「ゴッドファザー」なんかだと、無駄に長いので、全3作3枚モノであり、全部吸い上げたら、それだけで2時間近くかかる。結果として、既にDVD-Rに焼いて保存してある映画でも、また放送するなら、録画し直した方が早かったりするのだ。勿論、録画自体の設定の手間だとかのコストまで考えていくと、時間コストがそこまで下がっているのかは微妙なんだが、少なくとも、自宅兼作業場所の1日中座っているイスから一歩も動かず、全部を出来るという事が、引き篭もりの自分にとっては非常に精神衛生によい事だったりするんだな。

では、過去のDVDへのシコシコ焼き焼きは無駄だったのか。そんな事はないんである。こうして、極めつつある引き篭もり道の、修行の一環だったのだ。ちなみに「ゴッドファーザー」シリーズ、VHSの時代からこうやって何回録画したかという話なんだが、実はまだ観てないんである。おれの求める引き篭もり道はまだ遠い!