電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

規則正しい不規則さ

規則正しい生活をしていると息が詰って、ストレスが貯まっていって、やがて死んでしまう生き物なのだ、おれは。なので、いつ起きて、いつ寝てるか分らないような不規則な生活こそが規則的であり、そういう不規則さは、体調だけでなく心調までも良くしてれる。

ところが、この数ヶ月、NHK朝ドラ「カーネーション」があまりに面白くてコンプリートしていて、何故か、少し早い時間にやるBSでもなく、昼のリピートでもなく、ましてや録画でもなく、朝の8時からキチンと地上波で観るという習慣がついている。

7時45分に、コーヒーを淹れ始めて、NHKニュースの終盤、弓木さんのフニャフニャな笑顔としゃべり、それに反比例するバーンとしたアスペクトを眺めて、さてと「カーネーション」をじっくり観て、流れで「あさイチ」に突入、有働さんの小脇の濡れ上がったトークを楽しみながら、仕事に取り掛かり、クライアントの業務開始時間に備えるというのが、定例作業となっているわけだ。

最も、その時間には起きているというだけであって、起床時間は、朝の1時どころか日が変わる前で(朝じゃないだろそれ)、「カーネーション」の頃には、ひと仕事どころか1日の仕事を終えていることもあれば、7時40分に目覚ましをかけて、直前に起きることもある。つまり8時のコーヒーはその日3杯目だったり、起き抜けの1杯目だったりするわけだ。

仕事が忙しくなってくると、よし「カーネーション」までに終わらせておかないとか、そういう感じになってきて(顧客というもの「朝までにやっとけよ」的な優しく愛情溢れる方が多いので、概ねシステムは夜作られる)、ほぼ毎日、朝の2時か3時(これなら朝でもいいだろ)から、「あさイチ」が終わる10時位までは、少なくとも起きているという状況になって、字義通りに規則正しくなって、それはおれに取っては不規則な事であって、どんどんストレスも貯まっていって、もうすぐ死ぬんだ、おれは。ああ「カーネーション」に殺される。