生きていさえいればいいのよ
三沢光晴に続いて、テッド田辺さんも亡くなった。この方も1962年生まれだ。同い年が死ぬなあ。
タイトルは傑作「ヴィヨンの妻」の最後の科白だが、それを書いた、今年、生誕100年の太宰治は39で死んだし、ジョン・レノンも40で死んだ。そうかと思うと、一部ネットで話題のスーザン・ボイル(ひとつ年上)みたいな例もあれば、隆慶一郎みたいに還暦過ぎてから作家となって、司馬遼太郎に唯一匹敵する歴史小説家(と言っていいと思う)に、わずか5年の活動になってしまった例もある。
色々な人生があるということだ。そんなことわかっている。けれど、こういうことがあると、思うことは多い。もうすぐ、桜桃忌。
ドブ川の水面に香る桜桃忌
イマイチですな。そんなこんなの人生。