電脳如是我聞の逆襲

他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ

ただそこにある女子格

昨日の朝、十年以上使ってたマグカップを割ってしまったのだ。と同時に、何かが心の中で、同じように割れてしまったのだよ。キッカケって、いつでも、そんなもの。おお、カミュ的だ(と、いちいち自分に照れるのはよくないな)。

篠さんのブログはアメーバで、自分がやっていた「電脳スマックガール」もアメーバだった。自分は本業がソフト屋だし、何より、ネット野郎だから、ランキングの順位を見るだけで、大体、どの位のアクセスがあるか、想像がつく。7月大会の延期を発表したって、大してランキングはあがらない。あのランキングだと、もう悲しくなるほどの人しか見ていない。勿論、それはここも同じ。誰も興味ない。

つまり、女子のトップ団体であるスマックガールの次回大会がどうなるかを気にしている人間は、極々わずかしかいないというのが、スマックガール8年目の現実。

昨日、紙プロ携帯サイトの新連載の話を書いたけど、あの連載、その前はターザン山本さんネタで、その前は金子賢ネタ。その前はミルコだっけ? そのあたりと比較すると、今回の女子ネタ、相当下品なネタに走ったとしても、アクセス激減なんじゃないですかねえ。

結局、自分は、ここを突破出来なかった。もう何やっても、興味すら持ってもらえない。勿論ね、カネがザクザクあれば、色々方法はある。そして、カネがなくても出来る、資本と企画をリンクさせる術は絶対あって、それを自分が出来なかったことも確か。

今は無きMARS(いやあるのかな?)の旗揚げ、有明コロシアムで、女王・辻結花の試合を、スマックガール公式試合として組ませてもらったことがある。GCMさんの好意もあり、辻選手の試合は、スマックを当時放送してもらっていたJスポーツさんのカメラが入り、スマックの枠で放送することが出来た。その時の辻選手の言葉。

「女子もあるんだということを知ってもらいたい」

ディレクターの野田さんは「ただそこにある女子格」とコピーを入れた(見直して書いているわげじゃないので、細部は記憶違いがあるかも)。

今思い出しても泣ける。勿論、スタッフとしてプロモータとして、自分の非力さに。悔し泣き。がんばってくれる選手に申し訳ない、応援してくれる関係者にもファンにも申し訳ない。

だからこそ、最後は、文章という、自分が比較的自信のあるモノを武器にして、馬鹿だの何だの刺激的なこと書いて、少しでも注目集める為に、ブログでもやるしかなかった。なのに、マスコミは無視。身内からは非難轟々。んじゃ、てめえがチケット手売りしてこいよボケ、と爆発しそうになる心を、労務管理上、押さえつけ(られなかったことも多いという噂も)、……ううむ、何かこんなこと書き始めたら、あの頃の、すばらしい日々が鮮やかに思い出されて、苦しくなってきてしまったので、この辺で。