世界で一番岡村ちゃんの似合う格闘家

いやあ、煽りの岡村ちゃんシリーズは実にいい。世界の所さんにホント似合っている。が、テレビ番組としては、褒めるところがそこしか見つからなかった。つまり、地上波で見た自分には、ＤＲＥＡＭフェザー級決勝の判定が、妥当なのか、さっぱりわからないわけだ。

タイトルマッチをカットしまくりって凄い。勿論、悪い意味で。

多分、地上波には、もう何も期待出来ないんだと思う。こういう、いわゆるナメた作りに対して、文句を言いたくなるというより、ホントにそれでいいのかと考えこんじゃった。スーパーハルクＴのコピーで、ホンマンが「カンセコを故障者リストに」ってのだけが笑えたんだけど。笑えればそれでいいのかと。

つまり、笑ってみられる総合、ＴＢＳがテレビ番組としてやりたいのはそういうことなんだろう。けどさあ、しかしさあ……てんてんてん。という感じ。

主催する側のＴＢＳが、タイトルマッチの権威を認めていないということが一番哀しい。ベルトが中心に回らないで、何のスポーツなんだろうか。視聴率とか、何だとか、そういうことではなく、存在としてそれでいいのか。ベルトの価値を高めることを放棄して、それでいいのか。

亀田大毅は、随分といいボクサーになっていた。例によってポイントつけながら見てたら、自分は１ポイント大毅の勝ちだったくらいで。デンカオセーンにあそこまで出来れば、大したもんだと思う。日本以外では、あれだけ団体が乱立してても、ＷＢＡとＷＢＣしか公認せず、ここまでやってきたＪＢＣの方針があるからこそ、ベルトの価値は、それこそ「ライトなファン」でも知っていて、大毅のベルト挑戦一本で、総合の雑多な寄せ集めと勝負できるという。

ＤＲＥＡＭとの切り替え時に予告が流れた、内藤大助・亀田興毅戦だって、無条件にワクワクするものな。それは、ほぼ沈静化してしまった亀田家ストーリー、もうこの対戦もないのかと思われた期間を経ても、内藤がベルトを保持し続けたから実現するわけだ。確かに、チャンピオンになってからは、ポンサクレック以外は弱い相手を選んでいるとか、指摘しようと思えばいくらでも興行的、反競技的な部分を指摘出来なくはない。けれど、それでもベルトはベルトであるからこそ、こうして機会が訪れるということ。